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4月25日土曜日の午後、所用のため神戸・元町に出かけた
晴天の週末は久しぶりで、街を多くの人が行き来していた

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商店街の一角で少年少女たちが一生懸命絵を描いていた
絵の具の代わりに、木くずで地面に線を引く
モデルはアンパンマンとバイキンマンだそうだ

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書き上げた”デッサン”を前に先生のような大人が何か指示をしている

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手分けして花びらを敷き詰める

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花びらは富山から届いたチューリップだ

別にこの作業を見るのが目的ではなかった
偶然通りかかって好奇心で覗き込み、目を離せなくなった
楽しそうに、そして一生懸命絵を描く姿が清々しかった
でも、花びらを敷き詰めはじめたところでいったん場所を離れ、街を一回り
約30分後に戻ってみると……

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アンパンマンの見事な笑顔が現れた

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バイキンマンも元気満々

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これが完成予想図だった

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このイベントは「インフィオラータ こうべ2015」の一環だった
インフィオラータはイタリアで13世紀ごろに始まった路上の花絵が起源だという
街や道に花びらで鮮やかな絵を描く
神戸では阪神淡路大震災からの復興の願いを込めて1997年に始まった
以来、18年が経過し、神戸の春の風物詩として定着している
今年の会場はこの元町(穴門商店街)、三宮、北神戸、北野坂だ

少年少女たちがアンパンマンを描いた元町・穴門商店街にはほかの作品も
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鮮やかな「KOBE」が浮き上がっている

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神戸へようこそ

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小さな路地が一気に華やかになる

チューリップの産地では、球根を育てるために花びらを早めに刈り取る
インフィオラータは花びらの有効活用策という側面も持つ
花びらは花びらとして再び咲き誇れる
神戸で震災復興の願いが込められたのもうなづける気がする

残念ながら、この穴門や三宮での開催は26日まで
次の舞台は北野坂に移る
期間は5月2~4日
いい天気に恵まれることをお祈りします

◇おまけ①◇
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神戸の街かどで見つけた金券自販機

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平日切符など近距離割引回数券を小分け販売
10円でも安くという合理主義で支持されているのだろう
いかにも関西風?

◇おまけ②◇
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街歩きの途中で衝動的に買った和風スイーツ
手前はサツマイモあん、後ろ下は通常の小豆あん、緑色は皮が抹茶味
それぞれ一口でパクリ