1月11日(日)
今年初めてのレースは、
奈良市の平城京新春マラソン大会だった。
世界遺産の平城宮跡の周回コース(2.5km)を4回まわる。
時ならぬにわか雨や寒風に見舞われたものの、
1300年以上昔の世界に思いを巡らせて、
気分が新たになった。
平城京が成立した年を、
「何と(710年)綺麗な平城遷都」として記憶したのは、
中学生の頃だろうか。

集合場所は、平城宮跡資料館前の広場。
9時過ぎに到着すると、開会式でラジオ体操を実施中。
ラジオ体操のメロディーを聞くと、強い親近感を覚えた。
(さすがに、今朝はサボって来たけれど…)
右手の奥に見えるのが、中心施設の大極殿。
平城京最大の宮殿で、
天皇の即位式や外国からの賓客との面会などの場だった。
現存するのは、もちろん復元された建物。

受付は9時半までだったが、
10kmの部のスタートは11時20分。
時間つぶしのために資料館の中をウロウロ。
ボランティアのガイドの方が熱心に説明してくれて、
結果的には楽しかった。

スタート時間が遅かったのは、コースに原因が。
平城宮跡の細い道を使うため、距離のコース別に実施。
2.5kmの2組、5kmの部が終わってから10kmとなった。
10kmの部のエントリーは約1100人。
青い背中に「平城京」と書かれたTシャツの人が目立った。

まず平城宮跡の南側に下り、
その後大極殿目指して北上する。

大極殿一帯を囲んでいる塀の中に入る。

塀からいったん外に出て、塀沿いに走り、折り返す。
(この写真は5kmの部のレース中に撮影)

ゴールも控えめ。
テープを何度も用意してくれたので、
私もテープに走り込むことが出来た。

レース後は、あの「せんと君」が人気者。
何度も何度も記念撮影に応じていた。