11月30日(日)
この日、大阪城は赤く染まった。

木陰をはじめ至る所に赤装束のあの人、
つまりサンタクロースが姿を現した。
その数、およそ1万2000人といわれる。

「楽しみながらチャリティー」をモットーとするイベント。
Osaka Great Santa Run(大阪サンタラン)に、
参加するためだ。
サンタは3000円の参加費を払って、
”ユニホーム”を支給される。
主催者は集めたお金で。
病気と闘っている子供たちにクリスマスプレゼントを贈る。

特設のクリスマスツリー
(右奥だけど、見にくくてすいません)前で記念撮影。
時々、独自な衣装のサンタも現れる。
ここでは、スパイダーマン・サンタが順番を待っていた。

一応は、
大阪城一周(4.5~5km)を走るランニング大会。
1万2000人も集まったため、4組に分かれてスタート。
写真は私も入った2組のスタート前。

道に出ると、いきなりの大渋滞。
家族揃っての散歩、デート、友だち同士のお喋りなど、
参加者の楽しみ方は様々。
走ったり、歩いたり、立ち止まったり、
思い思いの形でコースを進む。
タイム計測も無く、遠足やハイキングのような雰囲気。

朝ランコースの坂も赤で一杯。

坂の上から見下ろすと、
延々と先までサンタの列が続いているのが分かった。

サンタが買い食いをして道草。

ワンコもサンタルックでラン(ワン?)。
手元のGPSウォッチでは走行距離4.51km。
11月の月間走行距離は204.42kmとなり、
見事ノルマを達成した。

大会の途中で、
サンタが集まり大きなハートの一文字を作った。
まずは、空撮のヘリコプターに向かって手を振り。
続いては、天守閣にいるカメラマンたちに手を振った。
受付後の待ち時間や記念撮影を含めて、
参加したのは3時間強。
晴天と温暖な気候に恵まれて楽しいひと時だった。
◇ ◇ ◇
大阪城でサンタランが始まったのは2009年。
英国エディンバラでサンタ・ランを見た人が、
「大阪でもやろう」と取り組んだそうだ。
以来、今年で6回目。
大阪城という巨大な市民広場が、
格好の舞台になっている。
国内では札幌市、愛知県半田市、
愛媛県松山市にも広がっているというが、
サンタランといえば大阪城という
地域イベントとしてさらに成長してほしい。