11月23日(金)晴れ
今日もこの日に神戸の地に立つことが出来た。
約30年前、初めて夫になり、父になった第二の故郷。
そんな縁もあってか、何故か懐かしい。
一昨年から3年続けて参加できたことがうれしい。

神戸市役所前のスタート地点。
今年もスタート前には一分間の黙とう。
20年前の阪神・淡路大震災被災者や
国内外の多くの被災者を追悼する。
その後、地元少年少女たちによる
復興ソング「しあわせ運べるように」の合唱。
厳粛な気分になり、胸が少し熱くなる。

そして、今年の特別企画。
2万人で咲かせる「感謝と友情」のひまわり。
来年1月で阪神大震災から20年、
その節目に復興の象徴のひまわりを咲かせる。
実行委で、ランナー2万人分の手袋を用意した。
恥ずかしながら、胸がジーンとした。
この場に自分も立っていることの喜び、
そして感謝が胸に満ちた。
「恥ずかしい走りはできない。一生懸命に走ろう」と誓った。

5kmを過ぎたあたりの長田地区。
今年も復興のシンボル「鉄人28号」の前を、
ランナーが走る。

さらに西に向かって走る。
折り返し地点のある明石海峡大橋が目に入る。

折り返して市街地中心部に向かう。
右手に須磨浦海岸の海が広がる。

ゴールを意識し始める35km地点。
ゴール地点のあるポートアイランドまでの高架道路に
駆け上がる。
150mで10m以上を勾配だが、順調に乗り越えた。
日頃、お城で鍛えている成果か。

近くのホテルの屋上から、高架道に声援が届く。
ランナーも手を振って応えて和やかな雰囲気。

港に停泊中の大型船を横目に見ながら走る。

ポートアイランドにつながる神戸大橋の赤い欄干が、
遠くに見え始める。

まもなくポートアイランド、残り4kmだ。
島内では距離を稼ぐため(?)ヘビの寝床のような迂回道。
でも、「一生懸命走る」という公約を守り、精一杯のラン。
公式集計はだいぶ先になりそうだが、
自分としては、たぶん自己ベストを出したと思っている。
十分な達成感を味わった。
来年も、是非出場したい。
◇おまけ◇
エイドのカットを二枚

神戸マラソン名物の給水三段重ね。
以前は4段重ねを見た記憶がある。

地元練り製品メーカーが出す竹輪エイド。
コース後半の名物だ。
隣ではミカンもふるまわれ、
竹輪とミカンを食べて終盤に向かう。