９月１４日（日）
山の上の公園から街に降りてくると、
のどかな川のせせらぎに出合った。
できれば、中に飛び込みたい気分だった。
３４ｋｍ地点、市役所の分庁舎が着替えステーションに。
スタート前に預けておいたＴシャツ、タイツ、
補給食、サプリなどを受け取る。
後方に見える板の後ろで着替え、そして小休止。
実りの秋を迎える田園地帯を走る。
平坦な道にほっとする。
こちらも実りの秋。
ただ、個人的にはヘロヘロ状態で、はうような走り。
４０ｋｍを過ぎてしばらく走った後のＴ字路。
遠回りして右側から走ってくる１００ｋｍランナーと合流。
彼らは標高差４００ｍ以上の山を越えてきた。
１００ｋｍの部と６０ｋｍの部のコースが一体化。
どちらも、残り１２．５ｋｍ。
この辺りから何故か元気になり、通常ペースで軽やかに走る。
海辺の街の細い道を抜ける。
何となく昭和の雰囲気が漂うレトロな街並み。
これが、歴史街道だろうか。
夕日が海に反射してきらめく。
残り１０ｋｍを切っても試練の坂上り。
残り１ｋｍ。
頭上には万国旗がはためき、沿道には人々の笑顔。
”ビクトリーロード”を気持ちよく駆け抜ける。
ゴール後に着替えを済ませ、
会場を出ようとしたら時刻は午後6時２５分。
ゴール封鎖５分前になっていた。
手を携えてゴールを目指すランナーと拍手で出迎える人々。
感動の一瞬だった。
◇ ◇ ◇
大会を支えてくれた皆さま、ありがとうございました。