3月2日(日)
岡山県井原(いばら)市でハーフマラソンを走った。
山あいの静かな街の平坦な道をまっすぐ、ひたすら、黙々と。
肌寒い曇り空だけど、時々お日様が顔を出す。
そんな好条件の中、自己ベストを更新した。
レースの後では、この大会の名物を味わった。

井原市は岡山県西南部で、西は広島県に接する。
土曜日に福山(広島県)経由で井原入りした。
人口約43000人で、のどかな地方都市だ。

スタートとゴールは市運動公園陸上競技場。
3km、5km、ハーフの3種目。
参加はハーフ700人、全体でも2000人だった。
マラソン大会というか、街の運動会のように思えた。

ユニホーム姿の少年少女が目立った。
学校や街の運動チームがそろって参加したようだ。

山と田園風景が続く。
気晴らしになる店舗、建物は乏しい。

雲が漂う広い空の下を黙々と走る。

陸上競技場のシンプルなゴール
ゴールの手前では、
最近引退したママさんランナー、赤羽有紀子さんがお出迎え。
赤羽さんは飾らない人柄が感じられた。
ハイタッチがうれしかった。

ゴールを過ぎて通りかかったテントでは、
黄色いスタジャンを割烹着代わりにして給仕をする人がズラリ。

ナンバーカードに付いている引換券をちぎって渡す。

すると、温かいカレーライスがもらえる。
カレーライスのもてなしが名物のようだ。
「大盛りお願いします」という元気なランナーもいた。
ちょうど昼時なので、ペロリと平らげた。
流行のドラマ風に言えば、「ごちそうさんでした」。
◇
レース後は最寄りの井原駅に向かった。
ただ、電車までの待ち時間があり、駅舎をぶらぶら。
目に付いたのが、「いばらうどん」だった。

いばらうどんたる所以は、と尋ねたところ、
「ごぼうが入っているから」との答え。
井原地域では、
「明治ごんぼう(ごぼう)」という名物があるという。
ネットで調べたら、太くて、柔らかいのが特徴だとか。
確かに、食べた時は柔らかい食感だった。
ごぼう入りのいばらラーメン、いばらバーガーもあった。
残念ながら、食べる時間もお腹の余裕も無かった。