
12月30日(月)
一年が終わろうとしている今日、お城近くのホールに出かけた
女性ヴォーカル、山本潤子のコンサート
彼女の生歌を聴くのは、約40年ぶり
高校生時代に聞いたフォークグループ「赤い鳥」のコンサート以来
赤い鳥からコーラスグループ「ハイ・ファイ・セット」を経て今日に至る彼女との”再会”が楽しみだった

さすが年末、ホールには門松が飾られていた

赤い鳥は、代表曲の竹田の子守唄が象徴するように素朴でストレートなフォークが持ち味
当時の彼女は透き通って伸びのある声が印象的だった
ハイ・ファイ・セットは、ユーミンのオシャレなサウンドと豊かな時代に乗っていた
そして、おそらく”アラカン”世代であろう今の彼女は、いきなりツイスト系のダンスで登場
静、素朴という僕の勝手な思い込みを打ち破った
でも、自ら選んだ国内外の曲「あれこれ」コーナーでは、歌にまじめな女性というイメージ通り
サイモン&ガーファンクルの「ボクサー」では歌詞の日本語訳、
詩人茨木のり子さんの詩を翻訳した英語曲では原作の詩をそれぞれ朗読してから歌い出した
一曲一曲に思いを込め、歌を通じて聞く者に思いを伝えようとしていた
失礼な言い方かもしれないが、
昔の同級生が頑張り続けている姿を見たようなうれしさを感じ、自分も頑張らなければ、と思った
やがて、ハイ・ファイ・セット時代のポップな曲が続き
あの「卒業写真」を客席のオジサン、オバサンが大合唱する一コマもあった
「あ~なたは~ わ~たしの 青春 そのもの」
年は取っても、気持ちは青春なのだ

ロビーのグッズコーナーで買ったCD
「赤い鳥」は一つのあこがれだった