11月初めの三連休に下関を旅したのは、下関海響マラソンが目的だった
でも、実は別の楽しみもあった。好きな映画のロケ地をめぐる楽しみだ
佐々部清監督が下関を舞台に描いた映画「チルソクの夏」(2003年)と「カーテンコール」(2005年)
親子、夫婦、友人など様々な人間関係の温かさと難しさを描きつつ、日韓両国のつながりまで見据えた名作だ
何度も繰り返して観ている映画の風景を追体験できてうれしかった

関門橋を見上げる「みもすそ川公園」
門司側が間近に迫る景観に加え、壇ノ浦の源平の合戦での源義経などの像もある観光スポットだ
この地下には関門海峡を結ぶ関門トンネルが通っている
この公園、トンネルは「チルソクの夏」で主人公となる日韓の高校生男女がデートをした場所だった

関門トンネルは1937年(昭和12年)に計画され、1958年(昭和33年)に開通した
車道は全長3,461メートルで、その下に人や自転車のための人道がある
人道は写真の赤ラインのように、海峡のすぐ手前同士を結んでおり全長780メートル
下関、門司双方の入り口からエレベーターで真下にもぐる
自転車、バイクは有料だが、人は通行無料

下関側の入り口。ここからエレベーターで地下約60メートルまで下りる

地下のエレベーターホールがトンネル入り口に直結する
トンネルは国道2号の一部のよう

トンネル内部。ゴーという感じの音が続いていた
海の波音かな?と思ったが、よくよく考えれば車道を走る車の音だったのだろう

トンネルの中ほどには下関市(山口県)と北九州市(福岡県)の県境がある
海面から約58メートル下となる
チルソクの夏では、床に境界線が引かれて両県の名称も書かれていた
観光案内にもそんな写真が載っていた。最近、模様替えしたのだろう

門司側の入り口

エレベーターで約55メートル上ると地上に出る

門司側から見た関門橋、下関側で観た時より間近に感じられた

所定の用紙に下関側、門司側それぞれでスタンプを押すと、関門海峡突破の記念証がもらえた
「海峡の荒波のような、様々な人生の関門を突破し、幸せな人生を築く」ことを願う、と記されている
ちょっとシャレたプレゼントだと思う