
11月2日(土)
青い海と空を背にして対峙する二人
宮本武蔵と佐々木小次郎
今回の旅で初めて知ったけれど、下関はあの有名な「巌流島の決闘」の舞台だったのだ
あの決闘から400年、島は穏やかな公園になっていて、そこで思わぬ”友達たち”(?)に出合った

巌流島は関門海峡に浮かぶ小島。周囲は1.6kmで、広さは約10ヘクタールだ
正式な名称は「船島」で、住所は下関市大字彦島字船島648番地
昭和48年までは人が住んでいたが、現在は無人島
コンサートなどもできる多目的広場や、展望広場を備え、海上公園のようになっている

島への交通手段は、下関あるいは門司からの船
下関は唐戸市場近くのターミナルから向かう。所用時間は約10分だ

船の上から関門海峡、関門橋の景色を楽しめる

すぐに巌流島が目に入る

下関側の岸壁にはこんな船が見えた

巌流島というと、ゴツゴツしたイメージがあるか、実際はのどかな雰囲気

船着き場から歩いてすぐの場所に「決闘の地」の記念碑がある
決闘の時期は1612年(慶長17年)4月13日とある。つまり、今年は決闘から401年目
ただ、日時など決闘に関しては諸説があるらしい
決闘があったことは事実のようだけれど、ネットで色々検索してもはっきり分からない

さらに歩くと、冒頭にもある二人の像
こうした場面では、男の子はついついチャンバラゴッコに興じてしまうもの

カラスはついつい止まって羽を休めてしまうもの

砂浜には、武蔵が乗ってきた、とイメージした船が展示中
武蔵が使ったわけではないが、実際に人が島への交通に使っていた船だという
潮風に吹かれながら島をのんびり歩くと、
波の音、船舶や電車の汽笛、エンジン音、鳥のさえずりなど様々な音が耳に入る
翌日のマラソンを前に散歩でリラックスした
すると、すると、すると……
思わぬ生き物に出合った

島にはタヌキが住み付いていた
元々は居なかったので、近くの島から泳いで移り住んだのではないか、とみられている
連絡船会社の人がエサをあげていたので聞いてみると、
昨年ごろからエサをあげ始めたそうだ。そうすると、本来夜行性のはずなのに昼間も姿を見せるという
この時も、林の木陰に何匹もの姿が見えた。結構な数に増えているのだろう

船着き場の近くには、エサを売るガチャさえあった
近い将来、島は「ポンポコ島」に変わるかもしれない
武蔵と小次郎はどう思うだろうか?