
大阪市の中心部にある”長老”の橋「本町橋」が今年5月、100歳を迎えた
市内の川にかかっている現役の橋の中では最長老の存在だ
遅ればせながら、10月26日(土)にお祝いしてきた

本町があるのは、大阪市中央区
商いの街、船場や、商工会議所などに近いビジネス街にある
南北に流れる東横堀川にかかっているが、頭の上を阪神高速道路が走っている
頭の上が重くて少し窮屈そうなのが気の毒な気もする
元々は、豊臣秀吉が大阪城築城の時、外堀の橋として架けたとみられている

現在の姿で完成したのは1913(大正2)年5月
野口孫一氏という建築家が設計したアーチ橋
橋脚やバルコニーにルネサンス様式の意匠を施すなどデザインを工夫している

橋の近くでカフェも営業中

四カ所の橋名表示のうち、二カ所が平仮名

橋の入り口に小さな休憩スペースがある

大正2年5月という誕生日も明記されている

バルコニーには石のオブジェが

石造りの橋げたが歴史を感じさせる

川から見上げると重厚感たっぷり

100歳を記念して周辺の歴史的な写真を展示中
大阪市には橋が多く、「浪華八百八橋」という言葉もあるそうだ
実際は881本と言う話も聞いた
しかも、市域に占める橋の面積の割合が日本一高いという
つまり、大きな橋が多いというわけだ
そんな橋たちの代表格を盛り立てるため、周辺の人々が「本町橋100年会」という会を結成したそうだ