9月の金沢マラソン遠征の土産話の最終回
金沢の街で出合った三題話を
 
まずは金沢駅前
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金沢駅前に出ると、いきなりドームに入る。名称は「もてなしドーム」
金沢は雨が多い。そこで、金沢に来たお客さんがいきなり傘の心配をしなくていいように屋根を付けたのだそうだ。
いわゆる、「お・も・て・な・し」の心だ
その、おもてなしの中央には「北陸新幹線開業」の垂れ幕
地元にとって一大事なのだ
 
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そのドームのすぐ脇には、何故か巨大なヤカンのオブジェ
金沢はヤカンの大産地なのだろうか
調べてみると、街中に飾るアートのコンテストの最優秀作だそうだ
芸術の世界だ
 
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兼六園近くを歩いていると、神社の柵囲いに不思議な看板がかかっていた
 
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石浦さんがどうしたのだろう?
 
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400年ぶりとはたいそうなことだ
 
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気をつけて見ると、神社の名前も「石浦神社」だった
 
400年以上前、現在の香林坊近くに石浦という豪族が住んでおり、この地域が石浦郷と呼ばれていたという
1850年、この豪族が中心となって加賀一向一揆をおこした
しかし、一揆は織田信長軍によって鎮圧され、石浦の住民が全国に離散した、という話が伝えられている
こうして全国に散り散りになった石浦さんたちが400年ぶりに再開しようという物語だ
 
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9月23日発行の地元紙によると、サミットは無事、開催されたようだ
 
◇   ◇  ◇
 
数多くの寺院が集まる寺町の一角に不思議な寺があった
 
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何かありそうな裏口の風情
 
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正面に回ると、どこにでもありそうな普通の寺院に見えた
 
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ところが、本殿の前には三々五々、人々が集まる
実は、内部の見学は時間を区切っての予約制。開始時間に合わせて参拝客が集まってくる
 
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この寺の正式名称は「妙立寺」
ただ、人呼んで「忍者寺」。忍者寺を登録商標にしている
お寺の登録商標とは、生まれて初めて聞いた
 
寺は表から見ると、二階建てだが、中に入ると四階建て七層の複雑なつくり
中二階、中々二階なども含めると二十三の部屋があり、階段は二十九を数える
落とし穴階段、物見台、隠し階段など秘密の仕掛けが沢山あり、堂内が迷路のようにもなる
幕府や外敵の目を欺き、金沢城を守る出城のような位置づけだったようだ
残念ながら、堂内は撮影禁止
ご興味のある方は、ぜひとも実際にお出かけください