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8月18日(日)
緑のじゅうたんを駆け抜ける高原の風になろう!
このキャッチフレーズの三瓶高原クロスカントリー大会。
緑のじゅうたんは足に優しく、高原の風は強い味方だった。
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島根県大田市の三瓶(さんべ)高原が舞台
近くに世界遺産の石見銀山跡のある。
三瓶山は国立公園に指定されている。
今年は指定50周年の節目だという。
大会としては、今年が17回目だそうだ。
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クロスカントリーレース出場は今回が初。
クロスカントリーと意識してエントリーしたのではなかった。
マラソン大会の端境期であるこの時期に、
どこか良いレースがないかと探した結果。
日ごろなじみのない島根県に、
夏休みを兼ねて旅行しようとの気楽に選んだ。
ところが、会場に来てびっくり。
山の麓の斜面を駆け上がり、駆け下りている。
コースは標高460m~500mの間に設営されている。
しかも、暑い。さらに、スタートは午後0時10分。
お日様が真上から見下ろしている時間だ。
最も長い距離の8kmの部に、
深く考えずにエントリーしたことを悔やんだ。
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コースは芝生の上、まさに緑のじゅうたんだ。
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出だしは、山を横目に見る平坦なコースだが……。
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斜面に白いテントの頭が三つ見える。
いずれも通過地点。テントのある場所まで駆け上がる。
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出だしからしばらくは、棄権を真剣に考えた。
暑くて、険しくて辛かった。
ただ、ふとしたきっかけで、
「行けるところまで行こう」と気持ちを切り替えた。
モスクワで開催中の世界陸上のことを考えたことが、
きっかけになった。
ご当人たちに対しては失礼な言い方になるけれど、
世界陸上のマラソンでは、日本代表でも棄権が出た。
日本代表ですら棄権することがあるのだから、
私がしても不思議はない。
こう思うと、むしろ気が楽になり、結局は走り切った。
完走が大きな喜びと、今後への自信になった。
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出場者が小学生~80代まで、
合計2000人に満たないこじんまりした大会。
距離、年齢で35クラスに分類されているが、
ほぼ半分が高校生以下のコース。
我が子を応援する親たちの姿が目立ち、
さながら運動会のような雰囲気。
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35クラスに分かれているので、表彰者も多くなる。
子供たちが表彰台に乗る姿が何回も目に入った。
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私もマラソン人生で初めて賞をもらった。
わざわざ大阪から来たことに対する遠来賞。
自慢にはならないが、うれしかった。
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レース後は関係者たちが手分けして後片付け
昼食を終えて戻ったころには、
静かな高原の姿に戻りつつあった。