
1月16日(水)
ジョン・アーヴィング著、中野圭二訳。新潮文庫。
ブックオフで一冊100円本を探して読んだ米国作品。
父親の夢をかなえるためホテル経営に乗り出した家族の波乱の日々を描く。
舞台となったのは主として1950~60年代と、時代そのものも激動の時代だった。
レイプ、同性愛、飛行機事故、テロ、売春、近親相姦などショッキングな事件が盛りだくさん。
その中で家族が歯を抜けるように死んでいく。
それでも、残った家族が前向きに生きていく。
しかも、縫いぐるみを着て熊を演じ続けている女性という突拍子も無い人物が登場しても、
それを物語の中心人物として飲み込んでしまう。
不思議な力強さを持つ物語だった。