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12月17日(月)
百田尚樹著、PHP文芸文庫。
小学生から中学生にかけてのころ、ボクシングはあこがれであり、友達との共通の話題だった。
テレビのボクシング中継を父親とともに見て、学校では休み時間や放課後に友達と真似事をした。
ボクサーたちは我々のヒーローだった。
この本は、中でも特に人々の人気を集めたファイティング原田を中心にしたボクシングヒストリーである。
原田以外にも白井義男、海老原博幸、矢尾板貞雄、青木勝利など懐かしい名前が続々登場する。
世の中が戦後から高度経済成長に切り替わる時、彼らは人々の心を鼓舞していた。
自分の少年時代を振り返るための格好の材料だった。
ちなみに、自分が一番応援したのは海老原博幸だった。