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11月18日(日)
栃木県足利市田島町611。
小高い丘に広がるブドウ畑に日差しと笑顔があふれていた。
ブドウの収穫に感謝し、ワイン、食事、音楽を楽しむ収穫祭だった。
収穫祭は今年が29回目。私は10年来通い続けている。
 
このブドウ畑は、知的障害者の更生施設である「こころみ学園」が開墾し、耕している。
学園のリーダーがブドウの付加価値を高めるために設立した醸造場がココ・ファーム・ワイナリー。
正確に言えば、こころみ学園の収穫祭となる。
ここで製造されるワインは「ココワイン」として多くのファンを獲得、沖縄サミットの晩さん会でも使われた。
 
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シャトルバスでブドウ畑に到着したのは11時半ごろ。
既にブドウ畑は人でいっぱい。
シートを敷いてワイワイ楽しむグループや道を行く人人々であふれていた。
このブドウ畑に来たら、右の写真に見える頂上に登るのが楽しみだ。
 
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ぶどうの丘の傾斜は約38度。
S字型にできている道をよっこらやしょっと登る。
それなりに登りごたえがある。
 
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道の途中から醸造場の建物が見える。
収穫祭ではこの建物がメーンステージとなり、サックスの坂田明やヴァイオリンの古澤巌らが出演。
のんびり歩いて15分前後で頂上に到着する。
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頂上にはベンチもあり、展望場になっている。
例年はここからワインボトルなどのアドバルーンが上がるのだが、この日は見当たらなかった。
恐らく強風のため。ベンチパラソルも閉じたままで、立っていても強い風に打たれた。
 
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頂上から見下ろすと参加者の多さが改めて分かる。
 
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頂上から周囲を見渡す。
なだらかに連なる山脈と平野の接点にあることが分かる。
東北から続く山脈と関東平野の分岐点だ。
 
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坂道の途中から見上げると、空はあくまでも青かった。
テレビでも知られるコメディアンの勝○州○がワインボトルの着ぐるみ姿で登場、
写真を撮ろうとする人々に取り囲まれた。
勝○くんはこのワイナリーの熱心なサポーターの一人。
ブドウ畑で結婚式をし、最近は毎年収穫祭に顔を出している。
 
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メーンステージ以外でも色々な場所で音楽が。
まさにカーニバルの雰囲気。
 
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グラスワインを買ってその場で飲める。
 
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午後1時を過ぎると最寄駅まで帰るためのシャトルバス乗り場に列ができ始める。
収穫祭の参加チケットは3000円。
ワインなどのハーベストキットがもらえる。
4種類の中から選べるが、私は白ワインとガーリックトーストのセットだった。
 
行き帰りの時間が必要なため、例年あまり長い時間はいられず駆け足参加になる。
ただ、一度この場に参加する喜びを知ってから毎年、欠かすことが出来なくなった。
穏やかな自然や人々の笑顔に囲まれる時間はとても心地いい。