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8月17日(金)
荻原浩著。
職人、荻原浩の快作。
文句無しに面白く読んだ。
隣り合った幼稚園の園児と老人ホームの老人が、
たまたま共同戦線を張って”正義のため”に決起するというお話。
そんな、ありそうで多分ないだろう物語を、
幼稚園児、幼稚園の女先生、老人という三者三様の目線から描いている。
三者は年齢、生きた時代や立場の違いから中々交わらないが、
結局は通じ合う。
幼い幼稚園児なりの打算、老人の狡さなど人の現実も冷静にかき分けるところが職人の腕。
「そういわれれば、そうだろう」と思わず頷けるような細かな描写。
それを丹念に積み重ねて作り上げた荻原ワールドを堪能させてもらった。