8月4日(土)
栃木遠征初日、暑気払いのためにホテルから街に出ると、
街は祭りの真っ最中だった。

宮祭り。
8月の最初の週末に開かれているお祭りだ。
JR宇都宮駅周辺でも祭り装束やゆかたの若い男女の姿が目立っていた。
おそらく東京などから里帰りしてくる人も多いのだろう。
私が宇都宮に住んでいたころもこの祭りの人出はすごかった。

祭りのメーンイベントは宇都宮駅西口と直角に伸びている大通りでのパレード。
ブラスバンド、踊り、みこしなど様々な演目のパレードが続く。
このときばかりは大通りが住民の広場になる。
私は宇都宮時代、素人バンドに所属しトランペットを吹いていた。
なかなかうまく吹けなかった。
宮祭りのパレードで小・中学生のブラスバンドを何度か目にした。
「子供のくせに歩きながら何でちゃんと演奏できるのか。こちらは止まってても下手くそなのに……」
と、訳の分からない屈辱感を覚えた記憶がある。

JR宇都宮駅のすぐそばを流れている田川。
昔は大人や子供の遊び場だったという。
今でもアユが放流されているはずだ。
その川岸に時ならぬ行列ができていた。
よくよく見ると、灯篭流しのようだった。
祭りは亡き人を偲ぶ機会でもある。