
6月18日(月)
白川道著。
文庫本になった白川作品はほとんど読んでいるが、この作品も渋~い白川ワールド。
巨額の金に接する生活をしているものの金に冷めている男が幸薄い美女に会う。
しかし、二人は皮肉な運命に翻弄される。
不運の中でも精一杯に力を発揮する男のハードボイルドな生き方が魅力だ。
基本的には強いが、悲しい男の生き様だ。
本作でも十分に堪能した。
従来との違いは話が中国・香港マフィアの世界まで広がり、
香港の中国返還という国際政治まで背景にしたこと。
白川ワールドはまだまだ進化を続けている。
今後も楽しみだ。