5月23日(水)
韓国の40歳以上の男性の3人中2人が性機能障害を患っているとの調査結果が韓国で発表された。
韓国の有力日刊紙、朝鮮日報(電子版)によると、調査したのは蔚山医大系病院の家庭医学科のチーム。
2010年8月から11年5月までの間に同科を受診した40歳以上の男性1313人を対象に調べた。
対象は性機能障害とは関係ない症状で受診した患者たちだ。
調査対象のうち64.4%(845人)は勃起障害、早漏、更年期障害という性機能障害一つ以上が当てはまった。
疾病率は、勃起不全が全体の43.9%(541人)、早漏39.9%(472人)、更年期障害19.0%(248人)。
勃起不全と早漏はアンケートの結果を点数化して判定、更年期障害は血液中の男性ホルモン数値で判断した。
性機能障害患者の比率は年齢が高くなるにつれ増加、40代は52.1%、50代65.8%、60代73.8%だった。
中高年特有の慢性疾患(生活習慣病)があると、性機能障害患者の比率も増える。
高血圧の人の罹患率は同世代の普通の人の1.3倍、糖尿病だと1.6倍になる。
年齢が10歳上がれば、1.6倍になる。
肥満で太鼓腹になれば、男性ホルモンの分泌が低下し、更年期障害の比率が2倍近くになるという。
中高年になると、腹回りが大きくなったり、高血圧になったりと慢性疾患が増加し、
「うなだれる男性」が増えるというわけだ。
調査チームの教授は「韓国の中年男性が慢性疾患とストレスに苦しめられていることの表れだ」と話している。