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5月2日(水)
あの話題作をようやく鑑賞。
味のある映画を発掘・上映している東京・銀座のシネスイッチ銀座が全2スクリーンを使ってフル上映。
そのことからもこの作品の質の良さがうかがえる。
事実、たっぷり映画の楽しさを味わえた。
 
1930年前後、映画がサイレントからトーキーに移行する時代が舞台。
トーキーの台頭で落ちぶれた元大スターの男とトーキーとともに脚光を浴びた女の物語。
作品そのものもサイレントで、時々字幕が出る程度だが、十分ストーリーは分かる。
セリフが聞こえない分だけ、観る者の想像力を刺激する。
CGだとか3Dだとか映像テクニックのハイテク化が進む時代に、こんなローテク作品が人気を博すのはうれしい。
主人公の飼い犬役を務めたアギーは助演男優(たぶん)賞に匹敵する好演で作品を盛り上げた。
 
話が少しそれるかもしれないが、
名優ジーン・ケリー主演で1950年代に制作された「雨に唄えば」のイメージがちらついた。
雨に唄えばでも、サイレントからトーキーへの移行の波にさらされる俳優が登場していた。
「アーティスト」の締めくくりのダンス、タップダンスシーンは、「雨に唄えば」のダンスシーンを彷彿とさせた。
そして何より、主人公ジョージ・ヴァレンティンにはじーん・ケリーと似た雰囲気があった。