
5月1日(火)
水谷豊が念願だったホームドラマの主人公を演じた、など何かと前宣伝の活発だった話題作。
原作は萩原浩の新聞連載小説。
正直、まあまあという程度。
ゴールデンウイークで時間を持て余した場合には、家族そろって安心して観られる作品だ。
父親の左遷で東京から岩手県の辺ぴな田舎町の老朽家屋に引っ越した家族。
母、息子夫婦、その子2人という三世代五人それぞれの思いや悩みがあり、
家族としてどこかしっくりいかないところがあった。
ところが、住んだ老朽家屋に棲みついている座敷わらし(間引きで命を絶たれた幼児の霊のようなモノ)と
出会ったのを契機として、家族の絆を深める、といった内容。
ハートウォームストーリーである。
時間の制約であちこち端折ったのか、
子供たちが明るくなる過程をはじめあちこち説明不足、中途半端な感がある。
萩原浩の小説は細部の巧みさが持ち味なのに生かされていないような気がした。
ただ、作品の舞台となった田園地帯の自然の豊かさ、空の広さ・青さ、草木の美しさは素晴らしい。
自然を生かした映像美で十分、楽しませてくれる。
悲しい物語として幕を閉じそうなムードだったが、ギリギリになってどんでん返し。
微笑ましいホームドラマとして終わり、ほっとした。