
4月13日(金)
NHKにもいい番組がある
懐かしのJ-POPをたどるBSの番組は、親父にとっては実にありがたい。
懐かしい青春時代を振り返ってエネルギーを注入できるからだ。
今晩は、本当に、本当に懐かしい歌手と歌に再会できた。
田山雅充の「春うらら」だ。
1976年当時のヒット曲。
「みぞれ交じりの春の夜」で始まり「あう~、あう~、春う~ら~ら」で締める歌だった。
当時の定番だった長髪の田山雅充がギターを弾きながら歌っていた。
あの頃は大学生だった。
金無し、女っ気無し、取り柄無しという無い無いづくしだった。
「いつか俺だって」という妙な意気込みも空回りしていた。
そんな春の宵、「あう~、あう~」という伸びやかな歌声が一瞬の潤いを与えてくれた。
実に久しぶりに観た田山雅充は年相応に枯れていた。
声の伸びも当然ながら無くなっていた。
本当に随分と歳月が流れた。
自分だって歳を取った。
でも、やっぱり今でも空回りしているのかもしれない。