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4月1日(日)
米国アカデミー賞で日本でも注目度が一気に高まった話題作。
米国にとって永遠のテーマである人種問題という深刻な問題を扱った。
ミシシッピ州で大卒直後で作家志望の白人女性が主人公的な位置づけ。
彼女が黒人のメイドたちに差別の実態を聞いて本にまとめ、その本がベストセラーになるというストーリー、
というような事前知識を持って観たが、実際に見ると、主人公は黒人のメイドたち。
彼女たちの意識覚醒の物語だった。
映画の最後に流れるテーマ音楽の歌詞がこの作品の主題を端的に表現していた。
(恥ずかしながら聞いて理解したのではなく、字幕の日本語を読んだ)
余計なお世話だが、これから観る人はこの歌詞をしっかり聞いて(読んで)ほしい。
 
映画を見応えあるものにしたのは、黒人メイドの分離・差別を進める白人の上流社会の夫人たち。
この嫌~な女たちを女優陣が好演したからこそ、ヒロインたちが引き立った。
嫌~な女を演じた女優陣がこの作品の最大の功労者だと思う。