
3月28日(水)
テレビのホームドラマ(系のドラマ)を久しぶりに観た。
BS-TBSで28日19時から放送された2時間ドラマの「家族が家族であるために」だ。
日経新聞夕刊のコラムをきっかけに最近改めて注目している鎌田敏夫の脚本だからだ。
夫婦と娘一人という三人家族が主人公。
夫婦は共稼ぎでようやく25年の住宅ローンを返済したばかり。
娘は20歳の女子大生だ。
娘がある日、自分の親が本物だろうかと疑問を持った友人の話を聞いた。
影響を受けた娘は、それほど深い考えもなく父と母に「自分は本当の子供じゃないの」と尋ねる。
冗談のつもりだった。でも、それが冗談ではなかった。
出生の秘密を知り反発する娘に対して、父と母は対応に悩む。
和やかだった家族が一気に、崩壊の危機に接した。
キャストは、父親・中村雅俊、母親・麻生裕未、娘・谷村美月。
3人がそれぞれの役回りを見事に演じた。
特に、麻生裕未が取り乱した母親を演じて、5分以上涙交じりの独白を続ける迫力には圧倒された。
最近の麻生裕未は光っている。年輪を重ねて役者さんとしての輝きを増している。
非配偶者からの人工授精という現実的な問題をテーマに取り上げて今日性も重視した見ごたえのあるドラマ。
さすが鎌田敏夫という感じだった。
昔は民放でもこうしたドラマをもっと頻繁に作っていたと思うのだけれど……。