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3月6日(火)
字幕の2D版、吹き替えの3D版どちらにしますか?
と尋ねられ、迷わず字幕の2D版を選んだ。洋画なのだから日本語で喋ってほしくない。
3D版を見た訳ではないので比較はできないが、2D版でも十分楽しめた。
 
日経新聞の映画評では、「映画草創期の心躍る興奮」と評したが、
作品の主役の一人はSF映画の元祖といわれる実在の映画監督ジョルジュ・メリエス。
この実在の人物とパリの駅舎に住む少年、ヒューゴがからんで物語が展開する。
 
舞台は1930年代のパリ。
時計技術者だった父を亡くして一人となったヒューゴは駅に住みつつ、
駅の数々の時計のネジを回しながら暮らす。
父と一緒に修理していた機械人形(ロボット)を何とか動かしたいと願う。
そして、ある日、駅の玩具店の老店主と出会う。
当初は対立する二人だが、やがてヒューゴは老人の人生を知り、彼の再生を自分の「役割」だと感じる。
老店主は、映画監督である過去を消そうとしているジョルジュ・メリエスだった。
 
時計台内部の機械仕掛け、物語の重要なポイントとなる機械人形などを予告編などで見たため、
機械をクローズアップしたSF的な作品、ファンタジーではないかと漠然と考えていた。
しかし、実際は極めて人臭い人間ドラマ。
老いていくジョルジュ・メリエスを元気にするため成長途上のヒューゴが懸命になる姿から、
駅に集まる人々の小さな愛情物語まで色々な人間ドラマが盛り込まれている。
ほのぼのと心温まる物語だった。
全編を流れる静かで柔らかなメロディーも心地良かった。
 
3D版では時計台内部の機械仕掛けなどがクローズアップされ、別の印象だったかもしれないが……。