2月27日(月)
韓流ドラマ、K-POPで韓国の美男美女ばかりが目立つ一方で、
韓国内では小・中・高校生という若年層の肥満問題が年々、深刻化しているようだ。
社会が豊かになるにつれ子供が太るという日本の経験をなぞっているようにもみえる。
 
韓国の大手全国紙、朝鮮日報(電子版)は、
韓国教育科学技術省が全国の小・中・高校生18万人を対象に実施した調査結果を掲載した。
同調査によると、韓国の若年層の健康状態は40~50代の中年層に徐々に似てきたという。
特に肥満問題が深刻化している。
小学校1年では肥満と判定される生徒が10人中一人だが、高校3年になると6~7人に増える。
高3の場合、肥満者の比率は男子が17.05%で、女子も15.87%。
あまり男女差は無いようだ。
 
専門家たちによると、肥満の原因は、学年が上がるにつれ寝る時間が減り、脂濃いモノを食べる量が増え、
運動時間が減るという生活スタイルにあるという。
一日の睡眠j間が6時間に満たないのは小学生では3.64%だが、高校では男子38.47%、女子48.64%。
ファストフードを週一回以上食べるのは小学生57.71%が高校生では66.32%になる。
逆に、汗を流す激しい運動を週三回以上するのは小学生51.72%から高校22.08%に減っている。
 
こうした生活習慣から血圧が正常範囲を外れて「血圧上昇」を指摘される生徒は年長者ほど増える。
小学1年では3.19%に過ぎないが、高校では.8.17%にまで高まる。
 
肥満判定を受けた高校生10人のうち一人はコレステロール値が正常を上回る。
男子だけでみると、5人のうち一人が脂肪肝など肝機能の問題を抱えている。
塾の近くで慌ててファストフードを食べ、ゲームなどでパソコン画面の前に座る時間ばかりが増える…。
こうした10代の男女は既に中年と同じような健康状態に近づいているとみられている。
ある専門家は「今の若年層は先輩世代に比べて成人病患者になる人がはるかに多そうだ」と懸念している。
 
(※)
肥満になっても整形すれば、美男美女になれる安心感もあるのではないか、
などと嫌みな口を挟むのは隣の国のしがない親父です。
なお、朝鮮日報は日本語版のサイトもあるので、もっとこなれた文章で読みたいという方はそちらをご覧になった方が賢明かもしれません。念のため。