
2月27日(月)
NHKのラジオハングル講座のテキストの連載コラム「韓味礼賛」は韓国各地のご当地料理を紹介している。
残念ながら最終回となる3月号では、ソウルの料理を取り上げた。
そこで登場したのが、ソルロンタンだ。
約20年前ソウルに住んでいたころ良く食べたものだ。とても懐かしい。
韓味礼賛によると、ソウルを発祥とする料理であり、代表的なソウル料理の一つだという。
朝鮮王朝時代に豊作祈願の祭祀の際に、王が振舞ったのが発祥とされるそうだ。
そんないわれは知らなかったが、ソウルの街角の大衆的な食堂でいつも見かけたし、しょちゅう食べた。
写真のように牛の色々な部位を煮込んだスープにご飯を入れた一種のおかゆ。
塩あるいは塩のような調味料をかけて食べた。
薄い塩味でさっぱりした料理だった。
牛の肉は出し殻のようになっていて、ほとんど味がしなかった。
主として昼食に食べた気がする。
サラリーマンの昼飯の定番だった。
値段は日本円換算で500円前後ではなかったか……。
焼き肉、キムチチゲ、純豆腐などほかの韓国料理は日本でも結構、食べられる。
それに比べると、ソルロンタンはあまり見かけない。
何故なのだろうか?