
2月24日(金)
今日の午後、JR土浦駅で試運転中の新型車両「E657系」に遭遇した。
新しいモノを見るとワクワクするのが常で、すかさずパチリ。
この車両は3月17日のダイヤ改正に合わせて常磐線の特急列車に登場する。
常磐線ではこのところ春、秋のダイヤ改正といっても大きな目玉がなく、蚊帳の外だった。
自分はいまだに、2010年12月4日のダイヤ改正のときの時刻表を使っている。
駅でもこれを目にする。
何しろ、線路の本数が限られているうえ、
鈍行列車を駅に止めて特急を通過させられるだけの数のホームを持つ駅も限定されている。
ダイヤ改正の余地はかなり乏しいのだ。
そんな中、新型車両はJRにとって久方ぶりのPRポイント。
だから、駅や車内にポスターを張ったり、駅にチラシを置いたりして宣伝に懸命だ。
いわく、
「ビジネスに便利 観光に快適 常磐線はさらにスマートに」だそうだ。
乗り心地の向上、車内のブロードバンド環境整備、大型トイレの導入などのバリアフリー、と必死に売り込んでいる。
ただ、利用者としては車両よりも運行内容というソフトの改善がほしいところ。
トラブルによる遅れが多いし、しかも復旧に時間がかかる。
土浦より水戸寄りの本数の少なさ、乗り継ぎの悪さは辛い。
上野から土浦まで特急で行っても、その先の各駅電車に乗り換えるためには駅で15~20分待つのが常。
特急で稼いだはずの時間を一気に吐き出す形になる。
各駅停車が待っていて、それに乗り換えれるのが普通だと思うのだが、
土浦駅では、ホームが三つしかないためなのかどうか、「特急を降りて次に来る各駅停車を待つ」ことになる。
冬の寒い夜、駅のホームでポツンと一人、各駅停車を待つ時間の空しさといったら黄昏感たっぷりだ。