2月17日(金)
東京オリンピック・パラリンピック招致委員会が2020年夏季五輪誘致に動き出した。
サッカー予選や聖火リレーなどを東日本大震災の被災地で実施し、「日本の復活」を提唱するという。
何で東京ばかりで二度も、大阪だって、福岡だっていいじゃないか、という気もするが、
それほどやりたいなら頑張ってください、と遠くで眺めているだけだが、
一つ気になることがある。
東日本大震災からの復興、復活をあまり前面に押し出さないでほしい。
だって、東京への誘致は大震災の前から進めていたことじゃないですか。
2016年大会誘致で張り切っていたのはつい最近のことではないですか。
その時は「環境対策」「コンパクトな大会」「1964年大会の施設の再利用」をPRポイントにしていた。
でも、ダメだった。
その後、大震災が起こった。そして、世界が被災地の復興、復活に協力してくれている。
五輪誘致でも復活、復興を打ち出せばに世界の賛成を得られやすいかもしれません。
でも、それでは、世界に対して「せっかく被災地の復興のために開こうとしてる五輪を応援してくれないんですか」と踏み絵をせまるようなことにならないか?
でも、もしそれでも落選したらどうするのでしょう。
五輪参加国を一つずつ応援する「一校一国運動」を展開する被災地の小中学生はどんな気持ちになるでしょう。
スポーツ大会で復興を後押しするのなら、オリンピックを待たずに何か大会を開くという考えはないのでしょうか。
何故、2020年まで待つのでしょうか?
下世話な人間は余計なことをあれこれ考えてしまうものです。