2月1日(水)
日本でも人気だった韓国のイケメン・サッカー選手、安 貞桓(アン・ジョンファン、36歳)が31日、
ソウル市内のホテルで引退会見を開いた。
韓国の朝鮮日報(電子版)によると、涙、涙、涙の会見だった。
 
会見が始まると、まず1分間程度は何も喋ることができず、涙を流すだけ。
事前に用意した所感の文章を取りだしてまた涙。
やっと口を開いて出た言葉が、「こんなに無くつもりじゃなかった。申し訳ありません」
そして、所感を用意してきたものの、涙で文字が目に入らないとしてハンカチをつかんだ。
 
会見前は関係者に「泣かない」と話していたのに、何故?
実は会見直前の5分間に理由があった。
 
会見会場には日本のTBS取材陣など海外組も含め100人以上の取材陣が詰めかけていた。
会見は10時30分からの予定だったが、安選手は5分前に席に着いた。
しかし、一部のCATV放送局が生中継を予定していたこともあり、定刻まで待機となった。
至る所で光るカメラのフラッシュを安選手が一人で、黙って浴び続けた。
一人で、そして黙ったままで……。
その時、彼のサッカー選手人生の思い出が心の中を走馬灯のようによぎった。
2002年の日韓ワールドカップ、
日本、フランス、ドイツなど各国を回り笑い・泣いた日々のこと、
ユニホームを着れなかった辛い日々のこと、
そしてファンへの愛。
様々な思いが去来して涙が止まらなくなったという。
 
彼の14年のプロ生活の最後を飾ったこの日の熱い涙は、
ソウルの空を彩る雪のように透明で美しかった、と記者は思い入れたっぷりに会見記事を締めくくった。