第Q回ぎふ清流ハーフマラソン。

正しくは、第Q回記念大会高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンだ。

大会会長である高橋さんの愛称「Qちゃん」と9回目を重ねた。

高橋尚子杯というようにQちゃんいてこその大会だ。

岐阜市出身のQちゃんが故郷に錦を飾ったともみえるし、

故郷に恩返ししているとも思える。

大会はQちゃんの監修で2011年に始まった。

大会会場の競技場前に目を引く展示があった。

今年まで9回のポスターと記念Tシャツが展示してあった。

ポスターはすべてQちゃんと岐阜の街が主人公。

まさにQちゃんいてこその大会だ。

そのQちゃん。

大会プログラムの「ごあいさつ」でも感謝を繰り返していた。

参加するランナーに対して、

運営役の大会関係者に対して、

ボランティア、地域の皆さんに対して。

「すべての方々に感謝し、恩返しできるような」大会を目指す

と強調した。

大会のスタート直前、競技場で驚きの光景に遭遇した。

ランナーはブロックごとに分かれてトラックで待機していた。

そこにQちゃんが現れ、声をかけ始めた。

参加していただきありがとう、という感謝。

そして、頑張ってね、という激励。

ランナーに声をかけるだけではない。

グランド中央で待機する救護要員たちに駆け寄り挨拶。

遠目ながら、何度も頭を下げている姿が見えた。

おそらく、感謝とお願いを繰り返していたのだろう。

ありがとうございます。よろしくお願いします、というように。

Qちゃん一人が回るだけで、会場全体に温かい空気が流れた。

開会セレモニーでの大会会長挨拶。

そこでも、感謝と激励の言葉が満ちた。

大画面に映し出された姿を多くのランナーが見つめていた。

号砲間近でスタート地点に向かう途中、

女性二人の和やかなMCがスタート地点から聞こえていた。

スタート地点に到着すると、

何とQちゃんと野口みずきさんの二人だった。

野口さんの名は事前パンフやプログラムで見なかった。

五輪女王二人の掛け合いという貴重な場面を目撃できた。

レース中には、おなじみQちゃんのハイタッチに癒された。

ゴールでは野口さんと川内優輝くんに迎えられた。

とても贅沢な経験だった。

ちなみに、川内くんは9年連続の参加だそうだ。

大会後は競技場近くの芝生広場でサンプラザ中野くんのライブ。

こちらも繰り返し行われている恒例イベントのようだ。

ここにもQちゃん、野口さん、川内くんがそろって参加。

ノリノリの時間を共有した。

 

◇     ◇

高橋尚子さんを中心にして

多くの市民ランナー、サポーター、有力選手が結集。

ランニングを軸に充実した時間を共有し、楽しんだ。

高橋さんのカリスマ力を改めて感じた。

その力の一番の源は感謝の気持ちだと思う。