ビートル用ガソリンタンクをベック用に加工 | インチキクラシックカー生活

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ベックのガソリンタンクが腐って使えなくなったということで、ビートル用のガソリンタンクをベック用に加工する依頼です。

 
 
ベックとは
 
これ、うちのベック。
 
ただ今冬眠中。
 
ベックは給油口がボンネットの真ん中にあり、その周りに水の逃げが無い為、給油口周りが腐りやすいみたい。
 
そういえば、SAKAMOさんも給油口にビニールかけてたもんなぁ。
 
ベック乗りの皆様
雨の後や洗車後は給油口周りゴムの下側をよく拭き取って下さい。出来ればエアーで水分飛ばして下さい。
腐ります^_^
 
 
 
 
 
オーナーさんが元の給油口を切り取って、センディングユニット取り付け穴を開けたそうです。
 
 
ビートル用CA122ですかね。
 
ベックに付いてるのも多分これを加工してるのでしょう。
 
 
依頼内容は
 
元の給油口を塞ぐ
 
 
センディングユニット取り付け穴をタップ切れるように裏に鉄板溶接してネジ留め出来るようにする。
 
が、ここは裏に鉄板貼ってボルトを留められるようにするのではなく、逆にスタッドボルトを立ててナットで留めるようにすることを提案しました。
 
 
そうすれば、タンク切り取らないで済みますし、ガソリンも漏れにくくなります。
 
 
 
では作業開始〜!
 
 
オーナーさんが用意してくれた蓋が一回り大きかったので、穴サイズに削る。
 
 
点どめ
 
隙間が空いてる部分はあらかじめ点どめで埋めてっちゃう。
 
こうすると本溶接が楽になります。
 
 
ギリギリまで面を出す。
 
本溶接
 
このままでも良いのですが、見た目と漏れ無きように研磨。
 
 
次に
 
ユニット取り付け用ネジ穴を埋める。
 
裏に銅板かアルミ板を当てて埋める。
 
研磨して、ボルト位置にポンチ
 
 
スタッドボルトを打つ
 
 
出来上がり。
 
 
ガソリン漏れチェックをして、問題無し!
 
 
 
うちのベックもやる時がくるのかもな。