皆さま、こんにちは!
OVERHEAT THE RAINBOW の なかちゃんです☆彡
OVERHEAT THE RAINBOW 花巻旅☆ 記♪♪
いよいよ二日目に突入~(*^^)v
二日目のはじまりは、一大イベント!
「賢治先生の家(羅須地人協会)」にて
「どんぐりと山猫」の撮影です(^O^)/
九月二十六日、朝。
タクシーに乗り込む。
薄いブルーの岩手山が前方に。
「北国なのに なぜか南部富士といいます、はい。」
と、タクシーの運ちゃん。
運ちゃんの柔らかで心地よい花巻弁と真心にふれているうちに・・・
花巻農業高校、到着。
校内には、きれいな谷川が流れていました。
学校の中を自然が流れている、
いや、自然のなかに学校が抱かれている。
いいなあ~(*^^*)
思わず、覗き込む。
一郎が登っていった谷川の道も、こんな感じだったのかな・・・
そして、とうとう右手に、
墨書きの立派な表札の大きくかかった門構えが。
自然と目線はその先へと吸い込まれるように・・・
ぱっ!とひらけた空の下・・・
ああ、あれが。
一瞬、時がとまる。
ゆるやかな庭園の緑の丘に、「賢治先生の家」はありました。
その姿はつつましく、静かに誰かを待っているような、
じっと物思いにふけっているような佇まいに見えました。
「賢治先生、来ましたよ」
思えば、七月初頭の電話での問い合わせが、全ての始まりでした。
電話口に出られた副校長先生の語り口は穏やかで、緊張がふっとほぐれたのを覚えています。
建物を管理しているのは同窓生の皆さまで、
副校長先生はその代表として対応していらっしゃいます。
撮影許可をいただけた時の、あの、うれしさといたったら・・・
いざ、「賢治先生の家」を目の前にした、
OVERHEAT THE RAINBOW メンバー。
胸がいっぱい、涙もあふれそう・・・
だが、しかし!
本番はこれから!
感傷に浸るのはそのあとあと!
そして家の扉は開かれた。
「おはようございます!」
元気にあいさつ。教室にやってきた生徒の気分だ。
深呼吸。礼。
「よろしくお願いします!」
あがる。
床を踏みしめる。
ほんとうにここにいるんだ、立っているんだ・・・
しっかり地に足着けろ! 浮かれるな!
行動開始!!
①場当たり・カメラ位置取り
テキパキと指示を出す、我らが隊長、ゆうかさん!
さっさっと荷物置いて、ビデオカメラをスタンバイ。
「荷物は和室、着替えもここね。撮影はやはりここだな。原状復帰できるように、なかちゃん写真とっといて。高橋さんとカヨちゃんにはこっちから見てもらうかな・・・」
「ここでやりたい!」と憧れ、思い描いていた理想の場所・・・
賢治が青年たちに講義し、レコードコンサートを開き、セロを弾いていた、あの部屋。
天井が高く、声がよく響く。
電灯が吊り下がっているが、自動で点灯消灯するらしい。
壁には賢治先生の写真や教材の図面などが掛けられている。
「窓を背にすると逆光か・・・でも光り弱いから大丈夫かな。窓越しの緑がいいもんね。なかちゃん、椅子を三つ、窓の前にセットして! 黒板が入るように・・・」
折しも、ゴーッツ!と飛行機の音が。
そうか、空港近いから・・・
他にも外からの音が入って来る。
道路を走る車の音。校庭で実習している先生や生徒さんの声。
そして、学校のチャイム!
いつもは、外界の音をシャットアウトすることに腐心してきた動画の撮影。
しかし、今日は違う。
この場所が、なによりもの心強い味方だ。
いつもの会場を飛び出して来た我々だもの、
いつもの殻を打ち破って、思い切りやりましょう!
外の音も大いに巻き込んで、“音読劇” の世界を味わおう♪
「トツ、座ってみて。」
早くも台本片手に、支度を終えたトツさん登場。
丸椅子に腰かけます。
木のぬくもり。
長年 愛されてきた、味わいのにじみ出ている その丸椅子。
「うん、いいね。あ、カヨちゃん、写真は後でお願いします。撮っちゃだめなところもあるから気をつけて。」
「は~い。」
カヨさんもこの素敵なお家に魅せられたご様子。
「いいところだねえ~」としきりに感心しながら、
愛用のタブレットをあちこちに向けていらっしゃいました(*^^*)
そうこうしているうちに、高橋さん、到着。
「では、本番いきます。」
一度きりの撮影。
緊張がはしります、が・・・
「賢治先生の家」でできる幸せに包まれて、
我々にできる精いっぱいを、目いっぱいに楽しもう!
OVERHEAT THE RAINBOW メンバー三人と、
それを見守る高橋さんとカヨさんと、
皆がひとつになりました。
皆はまた、この場所とこの空間の遥かなるエナジーに満たされながら・・・
②「どんぐりと山猫」撮影
わずか15分の “音読劇”、いまここに、確かに。
そして、
【宮沢賢治の世界】恒例の・・・
③「アフタートーク」撮影
シリーズ始まって以来の初ゲスト☆高橋和人さん!
身をもって経験し感じたことを、ご自分のことばでつむぎ、話す、高橋さん。
教室のようなこの部屋と黒板が、とてもお似合いでした(*^^*)
高橋さんのご紹介はこちら☆
https://ameblo.jp/overheat-the-rainbow/entry-12767528833.html
そして撮影は滞りなく終了。
「はい、OKです。では時間まで各々お好きに。この場所を味わってください。」
④フリータイム♪
ここからは、カヨさん撮影!
OVERHEAT THE フォトギャラリー♪
お好きなアテレコをいれて、お楽しみください(^_-)-☆
着替えに使わせていただいた、居間↓
掛け軸は、賢治絶筆となった短歌二首です。
廊下にも、オルガンが一台↓
風の又三郎のマント↓
家の外には・・・
軒下に掲げられた、有名なこちらの伝言板。
チョークで書かれたこの文字は、
家を移築・復元する際、賢治の弟・清六が、賢治の筆跡を真似て書いたもの。
この字が消えないように、学校生徒さんたちが上書きし続けているそうです。
手洗い場、東屋↓
「花巻農学校精神歌」歌碑↓
羅須庭園で「精神歌」を口ずさみ涙する、トツさん。
ゆうかはひとり、お家の中で、思いにふけっておりました。
お!気付いた!
そして・・・
「賢治先生の家」をお暇する時間になりました。
もう、なにもいい残すことはありません。
心ゆくまで、遊ばせていただきました。
「ありがとうございました」
一同、 礼!
♪キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン・・・
楽しかった夢の授業は終わりです。
庭に出て振り返ると、家の前のススキが揺れていました。
部屋の電灯の明かりは、まだ、点いています。
賢治先生が、いるんだなと、感じました。
つづく・・・
byなかちゃん
https://ameblo.jp/overheat-the-rainbow/theme-10116197508.html
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「宮沢賢治の世界」 配信中♪
ぜひご覧ください!
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