“悪女”役がすっかり板についた女優の米倉涼子(31)が新たにストーカー女に挑むことになった。来年1月スタートのテレビ朝日「わるいやつら」(金曜後9・00)で、「黒革の手帖」「けものみち」に続く松本清張3部作の最終章。上川隆也(41)との初共演も話題を呼びそうだ。

 「黒革の手帖」では銀座のクラブママ、「けものみち」では政財界の黒幕の愛人役に扮し、女優としてぐんぐん厚みを増す米倉が、今度はストーカーにまで転落する看護師を演じる。

 原作は1961年に発表され、いまでも読み継がれている傑作サスペンス小説。80年には故野村芳太郎監督が、松坂慶子(54)片岡孝夫(現仁左衛門=62)を起用して映画化した。

 オリジナルは色と欲のために女性を食い物にする医師の姿を描いた物語だが、ドラマはそんな医師を不覚にも愛してしまったナースの目線で展開していく。人生の歯車を狂わされてしまい、殺人にも手を染めてしまう女。人間関係が渦巻く病院を舞台に、磨きがかかった米倉の“悪女”ぶりが見どころとなり、最後の大逆転劇も注目だ。

 米倉は「またしても松本清張作品。ありがたいの一言です!簡単にやらせていただけるものではないので本当に頑張りがいがあります」と意欲満々。初のナース姿には「正直、恥ずかしくて少々抵抗があります」と本音も漏らすが「とことん楽しみたいです!とはいってもストーカーですが…精いっぱい演じるのみです」と気合を入れている。

 米倉が身を焦がす医師役が上川。放送中のNHK大河ドラマ「功名が辻」で演じる山内一豊も好評だが、今回は女をだましても罪悪感のかけらもない男。その悪役ぶりも見どころになりそうだ