<いじめ自殺>統計の見直し決める 文科省

 文部科学省が、99~05年度にかけて児童・生徒のいじめによる自殺がゼロとしていた統計の見直しを決めた。調査方法や統計の見直し方については、文科省が近く設置予定のいじめに関する有識者会議(座長・梶田叡一兵庫教育大学長)で検討する。
 いじめ自殺の統計については、毎日新聞が同期間のいじめが原因の疑いがある自殺が少なくとも16件あったと報じるなど、「統計は実態を反映していない」との批判が相次いでいた。
 文科省は、毎日新聞の4日朝刊の報道を受けてメールなどで該当する各教育委員会に再調査を指示。堺市教委は99年10月に飛び降り自殺した市立高校1年女子生徒(当時16歳)に関し、00年3月、大阪府教委に「原因不明」と報告した。しかし、その後関係者の聴取を進めた結果、01年1月、「いじめが原因」と判断を変更。だが当時、文科省に報告したり統計修正を求めたりはしていなかった。今回の指示を受け、7日に同省に連絡した。
 また、北海道滝川市の小学校で昨年9月、小学校6年生の女児(当時12歳)が自殺未遂をし、その後死亡した問題でも、滝川市教委は先月、自殺原因を「いじめであると判断する」と変更している