実の親父と母が離婚して、次第にJと妹は笑顔を取り戻していった!
Jが小学1年生になる頃にはもう母だけいればそれでいいと思うようになっていた!
そう!母だけいれば.....
これから話す事も記憶が曖昧なのだが
ある日突然その男がいた!(今の親父である!)
妹はすぐ打ち解けたが、Jの場合そうは行かなかった!
その新しい親父が来て以降Jはまったく無口な少年になってしまい!
いきなり(新しいお父さん)だよと言われ納得するわけがない!
次第にJは孤立していった!なれなれしくしてもらいたくなかった!
そして妹が羨ましかった!やっぱり妹は女の子だったから可愛かったと思う!
唯一Jの祖母だけはJの気持ちを理解してくれていた!
そんな(新しい親父)の仕事はタンカー船の操縦士をしていて
半年以上、船に乗ってる仕事だったので、本来ならコミュニケーションがとれてきても
おかしくないんだろうが、そのせいもあってますます疎遠になっていった!
だけどこの親父が船に乗っている間は変な話だけど嬉しくてしょうがなかった!
親父づらされないで済むからである!
それと子供心のイタズラも今がチャンスとばかりに、ストレスを発散させていた!
それとJの実家はさきにも触れたとおり、旅館をしているのだが、
ちょっと普通の旅館とは違う所があって(漁師)の人しか泊めない旅館だったので
出稼ぎに出てきている(漁師)さん達の旅館でもあり、事務所でもあった!
それは本当、日本全国から来ている漁師さんだったので、常にいろいろな方言が飛び交っていた!
これも変な話だけどこの(漁師)さん達が本当の親父なんだとも思っていた!
みんな凄く優しかった!そして(新しい親父)が休暇で帰って来ると
再び自分の殻に閉じこもって、ひたすら船に乗りに行けとばかりに口には出さないが
心の中では常にそう思っていた!
それと妹との喧嘩もよくやってた!(半分憎しみ)もふまえた喧嘩である......
だからこの頃のJは祖父も含めてたくさんの親父がいたと言うことになる!
皆さんは理解しずらいと思うが、この環境がJにとってあたり前になっていた!
次からは(小学生)の頃の話をしたいと思う!