名古屋大学病院から飲み薬ではダメだという返事と、これからは名古屋まで抗がん剤治療を受けに通うことを、夜に息子に話をしました。


話をしてすぐに、抗がん剤治療は受けたくないと言って泣き出し、こたつに潜り込んでいました。


髪の毛は抜けるん?ショボーン

下痢はするん?ショボーン

吐き気はあるん?ショボーン

しんどくなるん?ショボーン


主人の母、息子からしたらおばあちゃんが抗がん剤治療を受けていたのを間近で見ていた息子は、その辛そうな姿がいまだに頭に残っているようです。


髪の毛が抜けることもすごく気にしていて、男の子だし、ほぼ坊主だし、私自身はあまり気にしていなかったのですが、昨日の息子の様子だと、そのことも不安?嫌な?ようです。


帽子やウィッグを買おうと言ったら、案外すぐにその点は言わなくなりました。


やはり、一旦飲み薬という楽な選択肢が浮上したことで、より一層抗がん剤治療に対する抵抗感が強まったようです。


夕飯の時もお風呂の時も、ずっと抗がん剤治療が嫌だ、受けないとグズグズ。その気持ちは分かるし、私だって飲み薬で済むものならそうしたい。でも、デスモイドの専門の先生が飲み薬ではダメだと言うのだから、ダメなんだよ!と何度説得しても、そりゃ頭では理解はできても気持ちがついてこないですよね。


分かっているけど、どれだけ言っても、治療を受けない物申すグズグズ爆笑だと、こちらも苛立ち、売り言葉に買い言葉無気力無気力無気力


治療受けんかったら、あんな風に腫瘍がとんでもなく大きくなるんやから悲しいって、私まで涙が出てきて。


どうしたらいいん?〇〇を助けたいと思って言いよるんよ?決して〇〇を苦しめたいわけじゃない。

でも、治療受けんかったら、あんな風になるんよ?ママはどうしたらいいん?って悲しい最低ですね。私。

不安なのは息子自身なのに。


N先生が市民講座か何かで使用したスライドに、デスモイドの写真が2枚貼ってあって。その腫瘍の大きさが、想像していた100倍くらいの大きさで、すごい衝撃を受けた。

息子にも見せて、放っておいたら、こんな風になるかもしれないって、前から話をしていて。


あまりの大きさに衝撃すぎて、そういった症例も診てきて治療されてきたN先生にやはり治療をお願いしたいと、今は迷いなくそう思っています。


話は逸れましたが、寝る前にベッドの中で、息子は治療は受ける。受けるけど、また心構えができないって言っていました。(心構えって言葉のチョイスよ不安


そりゃそうだよ。私ですら、名古屋に通うことが決まって、それだけでも一日中ドーンと落ち込んでて元気が出なくて。


治療を受ける息子自身、はいそうですか、とはなれなくて当然よ、って話もしました。


どんな風に励まし、支えたら良いのか分かりません。


来週に早速名古屋に行ってきます。


今晩も、抗がん剤治療受けたくないなぁって言っていました。


「受けない」じゃなくて「受けたくない」


息子は今必死で自分の気持ちに折り合いつけてるんだろーなぁ。


頑張れ、息子。