道元禅師の生誕から入宋まで描かれています。
公家である藤原家に生まれ源平合戦で世が乱れている中で生を受け
幼少で母と死別し波乱の幼少期を迎え、叔父である比叡山の天台座主である承円を頼り
出家します。比叡山では苦悩の日々を過ごすのですが、思春期らしい根本的な悩みを抱えており
歴史に名を刻む偉人でも悩める時期があったのかと親近感が涌きました。
比叡山を降りて京都の建仁寺に身を寄せ中国(当時の宋)で修行をしたいという願いを叶えるべく
奔走しそうやく入宋を果たしたところで上巻は終わりました。
信念を曲げない悩める若者の姿が描かれていて内容は良かったのですが、本編から脱線して
当時の情勢や登場人物のスピンオフ的な要素が多すぎて読むのに時間がかかりました。司馬遼太郎作品のうんちくより長かった気がします・・・
同じようなジャンルで五木寛之の「親鸞」は結構読みやすかったのですが・・・