羆嵐(くまあらし)
吉村昭


巨大ヒグマに人が6人殺されてうち2人は餌になったってお話ですって聞いたらフィクションだろって思いますよね。
読むまでは「嘘だろ~」って思ってたんですけど、ホントに起きた事件だそうです。ありえない叫び

大正4年に北海道の三毛別という場所で巨大ヒグマが出没してわずか数日で村人6人が犠牲になりうち2人は餌になってしまったという前代未聞の事件を題材にしています。

最初は数人の村人がヒグマに立ち向かったけど恐怖のあまり手に負えなくなり警察の手を借りて近隣の村人を多勢呼び集めて仕留めようとする。けど被害の惨状を見てみんな怖気付いてしまい太刀打ちできない。結局軍隊に出動を要請したけど到着まで相当時間がかかる事が分かり万事休すとなった時に孤高のハンターが巨大ヒグマと対峙します。

ホントに起きた事件なの!?と思うくらい惨い事件です。恐怖が人の間で伝染していったり、我先に逃げ帰る場面が滑稽でした。巨大な恐怖に立ち向かうには人数ではなく精神力なんだなと思いましたよ。

9月に北海道 へ行く前、山中で撮影する事も度々あるので心配した祖母から「あんたこの時期は熊がおっかないからねぇ」と言われていたのを軽く受け流していたんだけど読んでからは本当に怖いなぁと・・・あせる