こんばんは。
静岡市葵区 北沼上(きたぬまがみ)
古民家リラクセーションスペース麻陽(あさひ)
主宰の塩澤 麻衣子です。
いよいよリフォーム開始の連絡を受け、先週の土日には夫婦で該当箇所のかたづけに行って来ました。
今回、そのままにするところと、ほぼアラ還夫婦がこれから先の生活を考えて、快適に過ごせるように変更するところとを区別したリフォームをお願いしました。
その中のひとつに、今までわたしが思いっきり好きなように使わせてもらっていた〝サロン部屋〟があります。
元々、納戸だったこの場所。
高校卒業後、じきに家を出て
この地と親を嫌い、寄り付かなかった夫。
わたしと結婚して少し経った頃、
なぜかお墓参りに連れて行ってくれたんですよね。
そしたら!
絶対に会いたくなかった夫の父親が
せっせと、お墓掃除をしているところに遭遇。
おとうさんは、めちゃめちゃ嬉しかったようで。
長い間、一人暮らしの生活だったし、
だんだん自分の年齢を考えると、体力的にも不安だったのでしょうね。
カマドのあった台所や、五右衛門風呂などを
いま風のものにリフォームして、
(実際には、夫もわたしも、古いままが良かったので、残念ではあるのですが…)
納戸には大きな窓を付けて明るくし、真っ白な壁紙を貼り、寝室に変えてくれてあったのです。
そして、時々、酔っ払うと
「家もキレイにしたから、一緒に住もうやぁ」って
電話してきて
結局、一度も一緒に暮らすことなく
数年後におとうさんは病気で亡くなりました。
〝家〟を継いだ夫は、その後、少しずつ家に愛着を感じるようになったみたいで、庭いじりに行ったり、山へ苗木を植えてみたり、自然との関わりを満喫するようになりました。
そんな中で、古い家に風を通さないと…の思いもあって始めてみたサロン。
この家の中で、サロンとしていちばんステキな場所が、この、真っ白な壁紙を貼った元・納戸のお部屋だったのです
大丈夫
鳥籠の鍵は開いているよ。
〝わたしはここから出られない〟の思い込みを手放そう!自由に飛んでみよう。冒険にもしも疲れちゃったら、籠に戻って休んだらいいよ。
わたしはいつでも待ってるよ
そんな想いを込めて、白い壁に貼ってみた
鳥籠モチーフのシール。
わたし自身も好きでした。
貼ってから実に9年目。
シールなので、乾燥してきて、最近剥がれてきてもいたので、白い壁紙に戻しました。
(そういえば照明が途中で変わったんだった)
今回、リフォームするにあたって
いちばん落ち着く部屋を寝室にしたいね、という事になり、やっぱり、このサロン部屋しかないねって決定!
寝室にはエアコンを入れたいので、古民家特有の[スキマ]をどうにかしたい。
そしたら、断熱効果のある二重窓を採用しては?との事で、窓よりにあった施術ベッドを畳み、奥の方へ部屋の調度品を寄せました。
二重窓になるのが楽しみ〜(●♡ᴗ♡●)
ただね、
じゃあ、サロンできないじゃん!ってなったわけですよー。
でもさ、麻陽は〝サロン〟って決めてなかったのよね。
そう。
古民家リラクセーションスペース麻陽
なんだなぁ
だから、丁度良い〝スペース〟みっけ
それが、ココ。
ちょっと上がりになってしまってるのを、壊して床を下げてもらいます。
左側に見えてるのがハナレです。
反対側から見ると、こんな。
そう!キッチンに続いているので、いろいろがラクになります
ハナレに手を加えるのは、まだもう少し先になりますが、コンセプト考えたり、メニュー考えたり、間取り考えたり…
ここに住んで考えれば、きっと早い!と思います。
わたしは、この家、この地域が大好きです。
だって、わたしをいちばんわかろうとしてくれて、守ってくれる愛する夫を、育んでくれた場所だから。
元気な限りここで
来てくれる人みんなに『安心』と『愛情』でおもてなしできたら嬉しいです
人はみんな、それぞれに
いろんな理由があって、仲違いしたり、時には憎んだりもするんだよね。
でもね、なぜそうなってしまうのか?って言ったら
これは、ズバリ!
その人のことが好きだから。
憎みたくなるくらい愛してるから。
そして、自分のことも
同じように愛してほしいから。
わたしはそこに気がついてから、
そういう想いで過ごしてきた自分のことを
やっと許してあげることができました。
ずーっと苦しかったけどね。
認めないでいるままの方が、もっと苦しいってわかった。
これからは、わたしも
もっと自然な愛情を注げるようにレッスンです。
ではでは、またblogで進捗の様子、ご覧くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました