サロンの一室がある古民家は、明治25年建築が基盤の建物。

その後、時代の変遷や、そのときの家族構成に合わせて、ところどころ手を加えてきたようです。

例えば、庭のすみには、今もまだ「ボットン便所(笑)」が土の下でナリを潜めています。
野良仕事中は、いちいち家の中へ戻っていられないし、昔は「御不浄」と呼ぶほど、トイレって汚れもの扱いで、家屋の中に置くものではなかったみたいですね。

オットが幼い頃には、まだ、外トイレだったそうですよ。


そんな具合で、とにかくいろいろが古いから、もともと家の中も照明が少ない!
部屋の中のあちこちに、今も碍子(がいし)」という、陶器製の絶縁体が残ってますが、配線のその先の、プラグを差しこむコンセントは、とんでもなく天井に近い場所にあったりします。

↓この白い陶器が、碍子です。けっこう庭に転がってます…w

昔は、天井に照明を取り付けるしか、今のようには電気製品がなかったでしょうから、その位置が当たり前だったんでしょう。

今は、そこに延長コード式のコンセントを差して床に垂らし、ようやく掃除機をつないでがんばります。





前置きが長くなりました(^◇^;)


街灯がまったく無く、暗くなってから外を歩く時には、提灯を掲げて行ったというオット(S40年代生まれ)は、そのせいかどうか知りませんが、照明好き!

部屋に付いている、ごく普通の照明器具から、当時の建物に合う年代ものの照明をひとつずつ集めては、交換しております。

↓写真がよくないけど、この仏間の照明も傘が、擦りガラスで出来た古いものに替えました
なんと、傘の上にあるツマミをひねって電灯を点けたり消したりするため、身長180cmのオットでないと届かないという…。
当時はどうしてたんでしょうね?


今はもう家の中にあるトイレに続く、暗〜い廊下には、とりあえず、オットが裸電球を取り付けて、応急処置したことも。


いずれここには、コレクションの中から、マリンランプ(古い船内に付いていた壁取り付けタイプの照明)を付けたいらしいです。



コツコツと集めている照明。
だんだんと、諸外国のものにまで派生しています。

こちらはアメリカのもの。
UFOみたいで面白いカタチです。

でも、アメリカで使うため、アメリカ仕様として日本で製造されたものだそうです。
逆輸入しちゃった!?笑




先月には、フランス製の古い電気スタンドを入手。
昔のフランスらしい、ムダの一切ないシンプルなスタイルです。
サビ具合がまたステキ♪

購入した時、これには電球が付いてませんでした。

電球も、ヨーロッパ仕様のものでないと取り付けられないのです。
近所のホームセンターにあったはず!と買いに出かけたら、もう取り扱っていませんでした。

そこで、先日の久しぶりな勉強会 in 東京のついでに!と、オットから「ヨーロッパ仕様の電球を買って来て!」とのミッションがΣ('◉⌓◉’)

秋葉原を歩き回り、見つけることができました(^-^)v

週末、オットと共に試灯。
無事に点灯できました!
良かった〜╰(*´︶`*)╯





多趣味な彼からは、たくさんの刺激をもらっています。
わたしも勉強しながら、いろんな計画を遂行していきたいな。

収集の過程で歴史も学べるから、わたしも古いモノ、大好きニコニコ音譜





       with love ドキドキ Maiko