サロンには、わたしが手作りした飾りものがいろいろありますが、ちょっと思うことがあって作ってみたのがこちら。
この鳥を見て、あなたはなにを思いましたか?
これからここを飛び立とうとしているところ?
外の世界を飛び回り、疲れてこの場所に帰ってきたところ?
わたしは、どちらもありだと思って作りました。
わたしは、ずっと、自分の居場所を探していながらも、外へ出ることが怖くて、自分の今いる場所から出ることができませんでした。
もっと言えば、わたしはこのカゴからは出られないのだろうとさえ思っていました。
ここから見える外の世界は、憧れながらも自分とは無縁の手の届かない世界。
「だって、カゴに入れられてるのよ」
「だって、カギがかかっているのよ」
「だって、わたしには遠くまで飛んでいけるほどの翼なんてないのよ」
そうやって、言い訳をさがしては外へ出る努力もせずに、カゴに居ることを自ら選んでいたことに気づかないで。
でも、なんとか外へ出てみようと、そればかりを考えていたら、実は、カギなどかかってはいなくて、ちゃんと飛べる翼だって持っていたとようやく気がつきました。
そして、ここには、ちゃんと必要な光が降り注ぎ続けていた…
だれにも、自分の中に光を持っている。
それに気付けたら、本当はどれだけ幸せの中に生きていたのかと、感謝する気持ちが湧き上がります。
いつだって飛んでいける。
いっぱい冒険したら、またここに戻って休んだらいい。
光を見つけるのはわたし。
幸せに気付けるのはわたし。
カゴ、
クローバー、
とり、
キラキラなサンキャッチャー、
それらで表現してみました。
この飾りを見ていると、自分をカゴのふちに佇むとりに置き換えてしまいます。
いまひとつ勇気のないときには、
「がんばれ~!」と思ってエールを送り、
なにかを終えた後には、
「よくがんばったね!!」と、ねぎらって…。
羽ばたくとき、
休みたいとき、
カゴのふちにいるなぁ~というあなたに
そっと陰からエールを送る。
麻陽~あさひ~は、そんな場所でありたいなぁって、そう思います