先日の安倍首相の米国演説は、わが祖国の自信と誇りを取り戻す大きな一歩だった。
とはいえ、戦後70年に渡る支那(China)・朝鮮(Korean)のプロパガンダにより
慰安婦や南京の件で日本と日本人の地位は貶められ、
海外では「戦犯・レ○プ民族の子」なんて言われて、
子供がいじめられる事件まで発生する始末。
この本の前文に、
どうしてまじめに努力してきた日本人が世界で認められないのか?
とあるが、まさにこの問題に一つのヒントを与えてくれる。
世界に限らず、世間一般で「まじめに努力している人がなぜ報われないか」を
考える処世術のテーマとも受け取れる。
「プロパガンダ」というのは、特定の方向に誘導するための宣伝活動のことで、
平たくいえば、スローガンやキャッチコピーで大衆を口先で丸め込むイメージか。
第二章の「実は日本人はプロパガンダが得意だった」戦国時代の話は、
おもしろく歴史好きには堪らない話。この本で言及されてる信長像は非常に興味深い。
黒が白、白が黒になる感覚で、いかに世の中に流布されている「常識」というものに
毒されているかよくわかる。
圧巻は、著者自身による、北朝鮮に拉致された蓮池さんを取り戻す戦いの話。
それまで得たプロパガンダの知識をもとにして、
というか武器はこれだけ、味方は最初はたった3人のみ!
結果はニュースでご存じのとおり奪還に成功したが、
ぜひ映画化してほしい、感動かつ役に立つ話である。
プロパガンダについて、他にも本を出しているようなので
さらに読んでみたくなる作家だった。
反日プロパガンダの近現代史:なぜ日本人は騙されるのか/アスペクト

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