ほんわか風のマンガでイメージがパッとつかめるので、お気楽に読める。
元々、投資の世界でよく聞く「プロスペクト理論」を手軽に復習したくて
購入した本。
「プロスペクト理論」というのは、簡単にいうと、
人は、得するより損することに強く反応するというもの。
例えば、くじで当たると千円もらえる場合と、外れで千円を払う場合、
得する場合と損する場合の金額の額は同じなのに、
得して喜ぶのと損して悲しむ時の感情の幅は違ってくる。
実験では、悲しみの場合は、なんと喜ぶ時の2~2.5倍になる。
つまり損した千円は、得した2500円分でようやく釣り合う。
人はかくも損することに、つよい感情が働く。
プロスペクト理論以外にも、人間の感覚がいかに曖昧か(錯視)とか、
いろいろネタ的におもしろかった本。
週刊ディアゴスティーニがなぜ買いたくなるか、止めづらいか、
心理学のテクニックを9つも駆使して、緻密にビジネスモデルを構築しているのは
びっくりだった。
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