オーバートーク

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皆さん、こんにちは。
オーバートークのオーバです。

今回は「なぜ今インバウンドなのか。」の2回目です。

第2回の今回は訪日外国人数の増加とその影響についてです。

訪日外国人の増加は、少子化により人口減少が進む日本に2つの大きな影響を与えます。

1つ目はもちろん、消費拡大です。そして、2つ目の影響は地方都市の維持と再生です。

日本の人口は平成22年頃を境に急激な右肩下がりで減少を続けており、平成27年10月の人口は1億2689万人で、積極的消費が見込まれる15~64歳の人口は7719万8千人(前年同月比102万8千人減)となっております。

これに対して、訪日外国人は前年比5-600人増となる訳ですから、その影響が大きいことは容易に想像できることでしょう。

また、生活者である日本国民と旅行者である訪日外国人では、利用する金額も異なります。
皆さんも、日々の生活、例えば平日のランチであれば、数十円の違いでお弁当を選んだり、コストパフォーマンス重視でお店を選んだりすると思いますが、旅行先では、折角だからご当地のものをとか、有名店に行ってみよう等と、支出する金額が同じ昼食でも大きく異なる事がよくあると思います。

訪日外国人観光客の旅行消費額は2014年のデータで143,942円(前年比+5.7%)にも上ります。ちなみに日本人国内観光客の旅行消費額は47,288円(前年比-9.7%)でした。

更に観光客を相手に行う商売では、前述のとおり、価格競争ではない競争になる為、デフレ脱却も期待できます。

つまり、訪日外国人観光客の増加は少子高齢化人口減少で消費が先細りとなっている国内需要に対して、大きな可能性を秘めたマーケットと言えるのです。


そして、2つ目の地方都市の維持と再生とは、訪日外国人観光客が日本全土を往来することで、地方都市の活性化が実現できる可能性があるということです。

訪日外国人観光客が求める「日本文化」は地方いわゆる田舎の方が色濃く残っていることは皆さんご存知の通りです。
また、それが点在している事も日本の魅力の一つであり、狭い狭いと言われる日本だからこそ一度の旅行で何箇所もめぐることが可能です。

日本の少子高齢化人口減少は経済だけでなく、インフラにも大きな影響を与える事が懸念されています。簡単に言えば、地方のインフラを維持するほどの人口密度がなくなってきているというころです。
電気、ガス、水道だけでなく、道路や配達サービスなどのインフラも設備を維持するだけでもコストがかかります。しかし、地方ではその維持コストすら捻出が危ぶまれる程人口が減っているのです。

しかし、訪日外国人観光客が日本各地の所謂「田舎」を訪れるとどうでしょう。

訪れる為の高速道路等の利用が増え、電気、ガス、水道の使用も増えるでしょう。お店や宿で働く日本人も増え、住人も増えるかも知れません。
まぁ、ここまでうまくいく事は難しいかもしれませんが、インフラ維持の為の大きな役目を訪日外国人観光客が担うことは間違いないでしょう。


「訪日外国人」「爆買い」などのワードを聞くと単発的な目先のことだけのように聞こえてしまいますが、大きなビジョンで捕らえても、インバウンドが重要な意味合いを持つことを少しでも感じていただけたら、幸いです。

*出展:JNTO,UNWTO


皆さん、こんにちは。
オーバートークのオーバです。

今回は「なぜ今インバウンドなのか。」の1回目です。

インバウンド施策の重要性は現状だけでなく、将来性やこの先の変化など多角的に捉える必要があります。

第1回目と第2回は訪日外国人数の推移とその影響についてです。


今年(2015年)は8月の段階で2014年の年間訪日外国人数1,341万人に匹敵する1,287万人が訪日し、前年同期比49%増となっています。
更に最新のデータ(2015年9月)では1,448万人となっており、政府が掲げている2020年に訪日外国人数2000万人の目標を年内にも達成してしまうのではないかとも言われています。

この数字がどの位凄いかというと、10年前の2005年の年間訪日外国人数は672万人程度でした。
つまり、10年で年間訪日者が1,000万人も増えた事になります。
また、2005年は2003年に政府が開始した「ビジット・ジャパン事業」が開始されてから3年経過した状態で数値であり、
東日本大震災・福島原発事故が起こった2011年には前年を16万人近く下回る678万人となった状態からの数字になります。

確かに大きく成長し続けている年間訪日外国人数(入国者数)ですが、他国と比べるとどうでしょう。

1位 フランス 8,472万人
2位 アメリカ 6,993万人
3位 スペイン 6,066万人
4位 中国 5,568万人
5位 イタリア 4,770万人
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27位 日本   1,036万人
古いデータですので、現在の日本の数字を当てはめると、メキシコに次ぐ16位と考えられます。

しかし、日本の国土面積と同じくらいの国土を持つイタリアは4,770万人と日本の倍以上の入国者を受け入れています。

つまり、訪日者は目を見張る勢いで増えており、その伸び代はまだまだ十分にあるということです。

次回は訪日外国人が増えるとどのような影響が出てくるのか、考えていきたいと思います。

*出展:JNTO,UNWTO
みなさん。こんにちは!
オーバートークのオーバです。

今回は「インバウンド」についてです。

 従来マーケティングでの「インバウンド」というと「アウトバウンド」に対する言葉としての意味合いでした。
 つまり、売り込みではなく、興味ある人に声をかけてもらう等の受動的な販売方法及び販売戦略を指していました。
 例えば、口コミや自社サイトを訪れた人々を顧客化する育成プロセス等です。

 しかし、現在(2015年)では、訪日外国人を相手とした販売方法や戦略等を指すことが多くなりました。
これは、東京オリンピック・パラリンピックの開催決定や「爆買い」等のワードと共に現在の意味合いの方が強くなりました。

 もちろん、従来の意味合いを失った訳ではありません。「受動的セールス」の意味で使う人もいれば、「訪日外国人に対する販売」の意味で使う人もしますし、更には同じ人が状況に合わせて使い分けている場合もあります。


 ですので、業務の中で「インバウンド」という言葉を使う際は、注意が必要です。
 例えば貴方がHP制作会社の方だとして、お客様が「東京オリンピック・パラリンピックの開催も決まったので、インバウンドを強化したい」と言っていても、
 お客様が建築関係の方であれば、「需要が高まる中なので、営業効率を上げるため、自社HPの問い合わせ等を増やす施策を打ちたい」という意味かもしれませんし、お客様が小売業などのBtoC分野の方であれば「日本語と併せて英語・中国語対応などを行い訪日外国人に対するPRを強化したい」という意味かもしれません。

無駄なトラブルを避けるためにも、お客様がどのような意味で「インバウンド」という言葉を使用しているのか、注意を払う必要があります。

特に2020年までの数年間は訪日外国人に対する戦略は、大変重要な意味合いを持ちますので、お客様との意思疎通に差異が無いように注意が必要です。


次回は、訪日外国人に対する販売戦略の重要性のお話しをしたいと思います。