僕がまだ小さい頃に
あなたはこの街を去った
それ以来僕はずっと空を泳いでたんだ
失ってしまった記憶
もうこれ以上なにも失いたくない


描いた距離と重なりあって
ゆっくり消えてく


"わたしに笑い方を教えて
それから手をとって"
と、彼女は笑いながら言った
お願い、世界を開いてよ
時間は僕を待ってくれるはずさ



解けてく魔法の様に
欠けてく月の様に
不充分な言葉も探し出せる
足りなかった時間さえ
愛しく思えたなら
今日も夜を越えよう


それが悲しみなら
それが絶望なら
全てを引き換えにだってできるさ
なくしてしまう前に
終わってしまう前に
消えてく前に

君の進む道を見せて
あの虹の様に
君の愛を見せて
あの虹の様に
言葉なんていらないさ
心と心でつながる
そうすれば悲しみだって消えていく

君の流す涙を見せて
あの虹の様に
君のつく嘘を見せて
あの虹の様に
約束をしよう
君と僕だけの
そうすれば暗闇だって消えていくんだ


僕は君の帰りを待ってる
すり抜けそうな
この手と手の中消えてゆく
僕は君の帰りを待ってる
理不尽なのも
あの優しい嘘も僕のもの