だいぶ空いてしまいました。書きたいことはたくさんあるのですが、体調その他で進みませんでした。

 

ドラマ「MASKMEN」を見た事が無かったのですが、最近漸く見られました。

 

一番の目的は、ToshIさん作詞作曲のエンディングテーマ曲「マスカレイド」を、ドラマの中で視聴する事でした。

「マスカレイド」はよくコンサートの最初に歌われています。

初めての絵画個展のテーマも、マスカレイドでした。

ToshIさんが自分の人生にも重なるという、思入れの深さが伺われます。

私にとっては、ToshIさんとの出会いの曲と言っていい曲です。

ファンタジーオンアイス2019幕張公演の私の席は、ショートサイドの最前列でした。

トリでステージで歌うToshIさんと自席の間のリンクには、羽生結弦くんが演技していました。

今となってはコロナ禍の他にも事情が有って、外出がしにくい私にとって、奇跡の様な時間だったのです。

マスカレイドのそもそもの始めの場所で、聞きたいと思いました。

 

 

「MASKMEN」は2018年1月からの放映でしたので、制作は2017年から始まっている訳ですが、ドラマ中では2017年10月に謎の新人芸人登場となっていました。

ドキュメンタリーとなっていますが、所々色付けされていたのでしょうか。

エンディング「マスカレイド」は一番のみの?短縮版で、「運命の・・」から始まり、「夢見て 怪しくも 華麗に演じて」は省略、最後の行は「マスカレイド 甦る 勇気の 真実」に差し替えで終わっています。

「第5話「岐路」のみで、フルでした。

転換点の回で聞くと、盛り上がります。

ドラマ中の斎藤工さんとの話の中で、ToshIさんの時間の為の設定の仕方が、目的を違わない訳だと思いましたね。

 

マスカレイドは2018年5月に、第96回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で受賞していたのですね。

ToshIさんは

「ドラマアカデミー賞ベストドラマソング 記者投票で マスカレイド 入選!深夜ドラマの、しかもエンディングソングでは快挙なんだそうです!」

 

 

とTweetしてましたが、なるほど名だたる受賞者は、皆プライムタイム等なんですね。

しかも記者票というのは、玄人好みみたいな雰囲気を醸し出してそうです。

以前の事も追ってはいますが、この件はこの度初めて知りました。

アメブロ 開設以前という事で、本人も追随したファンの方々もタイミングでは無かったのですね。

 

ToshIさんはいつぞやのニコ生で「マスカレイド」の話題になった時に、「全部ではないけれど、仮面を外せるようになってきた」という意味のことを言っていました。

インスタグラムの笑顔も、羽目を外したような表情になりましたね。

9/10のブログ「本来の姿」では、薄色のサングラスを通して或いはその隙間から、眼のアップを見せていました。

 

ある時期は手術痕が為にサングラスが必要だったかもしれません。

ファンの方々を直視出来ない日々が有った、ともいいます。

最近のニコ生では従来より薄いサングラスを、かけてる様にに見えます。

サングラスは既にお似合いのお洒落アイテムに近い?

 

 

ToshIさん作詞の曲に、masqueradeという言葉が初めて出たのは、たぶん

自分自身をモデルに作詞したという

Voiceless Screaming”ですよね。

 

曲中の”Masquerade of love”

愛の仮面舞踏会とシンプルに和訳しても良いですが、Masqueradeには見せかけ・虚構の意味も有り、こちらが第一儀の辞書も有るようです。

愛の虚構、見せかけの愛。

見せかけとは「内実が伴わず、外見だけであるさま。うわべだけのさま。虚飾であるさま」

見せかけとは「自分が本来力を持っていないにも関わらず、まるで力があるかのようにふるまう」

 

”Masquerade of love”の前に"Careless words and deeds"軽率な言葉と行い、という歌詞が有るので、うわべを飾る見せかけの愛を、舞踏会の様な人の集まる場所で、見せられた経験有りと感じます。

 

その人物は自分を大きく見せる為なのか愛情深さを演じたけれど、ToshIさんに虚飾の愛だと見透かされていたのです。

 

1991年当時から”Masquerade”はキーワードだったのですね。

 

 

しかしながらToshIさんも運命の仮面を被っていました。

 

「オペラ座の怪人」のかなり古い映画版に、ファントムがクリスティーヌを前にして仮面を外すシーンで、一つ仮面を外すと、その下にも仮面が有り、それも取っても又その下に違う仮面が有り、という場面が有りました。

何枚か外していくものの、最後まで仮面があったのです。

 

羽生くんが2019年のファンタジーオンアイスで、ToshIさんの「マスカレイド」を演じた時、勇気の真実を以て仮面を叩き割りました。

しかしリンクから去り際に、仮面を着ける所作をしながら奥に引っ込みます。

これはニコ生でToshIさんにおしえてもらったと記憶しているのですが、

「新たな仮面を着ける」

という意味で羽生くんの発案なのだといいます。

 

誰も皆多かれ少なかれ、仮面が必要な場合が有るのだと思います。