アキラは青ポーションなどを求め、リリアの露店に足を運んだ。
「青ポーションですか?ごめんなさい、今在庫がきれてまして・・・」
リリアは頭を下げながらいった。
「いやいや、大丈夫だよ。」
「いつも知り合いから原料となるハーブ類を仕入れているのですが・・・、その知り合いが風邪をこじらせ、当分の間寝てるそうなんです・・・それもその風邪がひどくて中々熱が下がらないそうなんです・・・。」
「あらら・・・」
「フベルゲルミルの泉に行けば、ハーブがたくさん手に入るのになぁ・・・」
リリアは呟くように言った。
「んじゃ、行ってみようか?」
「え!?」
リリアは驚いた。
「いや、今暇だし・・・あそこに行くとなんとなく気持ちが落ち着くからさ、それに色々サービスしてもらってるしね。」
「ありがとうございます!では宜しくお願いします。」
リリアはにっこりとうれしそうな笑顔を見せながら言った。
アキラはウンバラへと続くワープポータルを唱え、二人ともワープポータルへと吸い込まれるように包まれていった。
フベルゲルミルの泉は、ウンバラダンジョンの奥にあり、行くのは大変ではあるが、ポーションの原料となる、ハーブ類がたくさんはえている。
アキラとリリアはウンバラについてから早速目的地への道のりを歩きだした。
やはり行く手を阻むモンスターが次から次へと沸いてくるが、アキラの敵ではない。
ウンバラダンジョンに入ってから結構の時間がたった。
アキラとリリアはやっとのことで泉へと着いた。
アキラはニブルヘイムへと行く通り道で2,3回通ったことはあるが、ここの空気はとてもおいしい。
「ここにくると心が本当に落ち着きますね。」
とリリアは言った。
足元を見ていると赤い草、白い草、青い草、黄色い草などがたくさん生えていた。
「その草からポーションが作れるんですよー。」
リリアはいつもの可愛らしい笑顔を浮かべ、草を大事そうに採っていった。
「ちょっと俺は疲れたから少し休むわ」
「私は少しハーブとりに行ってくるので少し待っててくださいね。」
そういうと、リリアはアキラの視界から消えていた。
アキラは横になり、泉を見ていた。
(水がきれいだな・・・)
アキラはいつのまにかグッスリと寝入ってしまった。
2時間程時間がたった。
「ごめんなさい!お待たせしちゃいまして・・・。」
リリアはアキラが寝ているのに気付かずに言った。
「あらら」
リリアはにっこりと微笑み、アキラの寝顔を見ていた。