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「無肥料無農薬栽培」と「農業で食べていく」こと

無肥料、無農薬で栽培するのが最終目標。

新規就農して農業で食べていくにはどうすればいいか?

石取りをした3番ハウスに客土をしました。


客土の土は廃苗土を積んでおいたものです。


廃苗土は園芸用の土ですから、土壌改良効果が期待できます。


廃苗土を一輪車に20台ほど投入しました。


平らにならして完成です。


これを耕運機で混ぜれば来年から3番ハウスも栽培ができる状態になるでしょう。

最近進めていた3番ハウスの石取り作業が終わりました。


耕運機でかき混ぜ浮き上がった石をふるいにかけて石を出します。


ハウス内の石を全て取ることはできないですが、

地表面近くの石を取ることで作物を植えやすくなります。


また耕作前にとても大きい石を取り除くのも目的です。



大小あわせて一輪車20台ほどの石を出したでしょうか。



振るった土を平らにならして完了です。


石が減った分だけ土地が低くなったので

耕運機をまたかけたら石が出てくるんですけどね(笑



石取りが終わったので炭素資材を投入を始めました。



3番は作物を作っていなかったのでゆっくり炭素資材を増やしていきます。

やっと2cmになりました。


2cmとは何でしょう。

私が畑に入れた炭素資材の量です。


たった2cm?と笑われてしまうかもしれませんね。



ですがこれが大変なのです。



私はこれまでで累積2160Lの炭素資材を投入しました。


2000L=2立法メートルです。


私が投入していたハウスの面積が約100㎡


2立方メートル÷100㎡=2cmです。


炭素循環農法では栽培期間1ヶ月で1cmの炭素資材を投入することを提唱しています。


つまり2cmは2ヶ月分です。40L入る箱で50回投入です。


1年では12cm。

私のビニールハウス100㎡での投入量は、12立方メートル=40Lの箱で300回。


たった100㎡で年間12立方メートルも必要です。

農家の基準と言われる4000㎡を全て炭素循環農法で行うと…


480立方メートル!


どうでしょうか?炭素循環農法の大変さがわかる数字だと思います。




これが毎年できてやっと炭素循環農法のスタートに立てるのです。


個人の農家ではとてもできないはずです。


私ではできたとしても、100㎡がせいぜいでしょう。



地域やコミュニティーで行わなければ日本では難しいと思われます。


農業で食べていく >新規就農窓口担当者に出来高ボーナス



色々な農業政策がありますが私は間違っているものもある思います。

農業政策に補助金があります。


補助金は農家に与えるものがほとんどです。


農業を守るための所得保障、設備投資のための補助など。


■農家にお金を与えない。


私は農家にお金を与えてはいけないと思うのです。


もちろん政治などの農家票をなくすこともできます。


農家に与えることで農家全体に与えなくてはならなくなり、

総額のわりには個別の農家にすれば薄くなってしまいます。


また効果が期待できず、ばら撒きと批判されています。


■新規就農窓口に出来高ボーナス


農家にお金を与えるのではなく、農家を支援している施設などに与えるべきです。


農業委員会、農業公社、JAなどです。



農家を増やしたいのに、国(公務員)は農家を増やそうとしない。


新規就農窓口の担当者に出来高制のボーナスを出します。

一人、新規就農させたら10万円、窓口の中でトップ成績だったら100万円


こうすれば窓口にきた人を必ず新規就農者にするはずです。

それこそ「きてくれてありがとうございます。」という姿勢が必要だと思います。


現在新規就農窓口は一昔前の運転免許の教習所のようです。


教えてやってるんだ、手伝ってやってるんだという傲慢な態度を改めるべきです。


教習所が変わったように農業支援施設も変わるべきです。


また出来高ボーナスを出せば、

「待ちの就農支援」から「攻めの就農支援」に変わります。


新規就農はきてくれた人をするかしないかという待ちの姿勢です。

これでは増えるはずがないです。


ボーナスが出れば自分から営業に行くはずです。


農家を増やせ=営業成績を上げろ。


営業成績を上げないといけないのに外回りをしないで事務所にこもってる

営業マンがいるでしょうか?


出来高になっていないので農家が増えようが減ろうが

給料に関係ないのですからやるわけないですよね。


本当は国が増やせって言ってるんだから、給料が変わらなくたって営業にいくのが本当。

増やそうとしないのは給料泥棒。


営業先としては地元の農業高校。農地を持っているが農家に満たない人。

農業体験施設、農業関連企業など多岐にわたるはずです。


新規就農窓口を作るなんて悠長な感覚ではなく、

担当者は常に営業にまわり、就農希望者を複数同時に抱えるような状態が自然です。



良い農家を量産できる担当者は高額な給料をもらってよいと思います。


もちろん不正に申請できないように第三者機関などにちゃんとチェックしてもらうことも必須です。



この制度を適用すれば、1年間の新規就農者数は10~100倍になるでしょう。

農業で食べていく >補助金なんか使えない!





■色々な補助金制度があるけど…?





農業だけで食べていくことはとても難しいのです。

なので色々な補助制度があります。

今話題の「減反政策」などもそうですね。


新規就農者にも色々な補助金があります。


これをあてにして新規就農しようと誰もが考えるでしょう。

もちろん私もそうでした。


もらえるものはもらいたいですし、なにより生活が安定します。

経営に投資もできるでしょう。


ですが…。


補助金は使えません。


そもそも補助金を使うことを農業を支援する方たちはよしとしません。


じゃあなんでそもそもそんな制度をもうけるんだって思っちゃいます。






■新規就農者と支援者の考え方のギャップ■





新規の就農者は確かにやる気まんまんで

失敗するなんて思ってません。


勉強もいっぱいしたし、研修もしてきた。そう思う人が大半だと思います。


ですが支援する団体の方にしてみたら何も経験のない素人。


補助金は国民から集めた税金です。

補助金をあげたけど失敗しました。ではだめなのです。


投資をするにしてもずぶの素人に投資するか。

成果をあげてるベテランに投資するか。


選択は決まってますよね。


農家は減っている、新しい人はどんどんほしいんじゃないの?って思うのですが


そこは慎重なんです。


新規就農者は自分は歓迎されると思ってます。

支援者は疑ってます。不安です。めんどうです。


支援する方も人間です。


自分が支援した人が失敗した、悪徳業者だった。
こんなことがあったら自分のキャリアに傷がつく、そう思うと慎重になって当然ですね。


これは農家の支援制度がおかしいからなのですが、その話は次回にしたいと思います。



補助金はいつかはなくなるもの。

それに頼った経営をしてもうまくいくはずがないんです。



■新規就農者に価値はない■



新規就農者自身は引く手数多、必要な存在と思うのですが違います。


新規就農者には価値がないんです。

就農して安定して収入が得られるようになってやっと価値がでるんです。


税金を払って初めて役に立ったといえるのではないでしょうか?


補助金をもらってる=税金を使ってる=足手まとい=ないほうがいい


これは補助金を使ってる公共施設にもいえることです。

毎年何億と赤字を垂れ流す公共施設さんなくなってください。




■補助を受けるなら■





補助制度がまったくだめなわけではありません。


農家には無担保無利子の借り入れができる制度があります。


農業を何年か行ってやっていくことができるようになり

規模を大きくしたい、機械を購入したい、そういったときに利用します。


国の制度とはいえ、資金を貸すのは銀行やJAです。


実績のない人には貸さないのです。





新規就農を考える人は補助金のことは考えないで就農計画を立てることをおすすめします。


補助を進める農家さんや新規就農を進める料理店、生鮮品店の人がいると思います。

そういう人々は新規就農の素人です。


そういった意見を聞いて就農しようとすると現実とのギャップに悩まされます。



農業をやると決めたら、補助金には頼らない。


頼るなら「人」です。


信頼できる人を頼って、その人に信頼される人になるのが近道だと思います。