9/28㈯
カーテンを開けると見事な曇り空。
ソロの時は、これだけで行く気を削がれるというもの。
それでも、天気予報には傘マークは無い。
降り出したら、帰ろう。
そう思って家を出た。
本日の行先は、天龍村の旧木沢小学校で開催される「モトカフェ」
木造校舎を見ながら、くつろいでくださいというイベントです。
山の中なので、意外とベテランライダーが多いのが特徴。
いつもなら、しらびそ高原とセットで行くのですが、今日はこちらとセット。
五平餅の「だんらん」
てっきり9時からだと思って行ったら、10時からでした(笑)
「時間外だから、割り増し料金だよ」
といいながらも、普通に焼いてくれるちーやん。
深情けのいい女です(笑)
今日のコースは、食事処が少ないので、よくランチ難民になるところ。
なので、五平餅を忍ばせていこうという作戦です。
珍しく、写真撮ろうよとキッチンカーから出てきたちーやん。
よく考えたら、何度も会っているのに、こんなふうにツーショットを撮った記憶がない。
私、縁があると思った人は、写真なんてどうでもよくなっちゃうんです。
ほら、空気みたいにいつも隣にいる友達と、わざわざツーショットなんて撮らないでしょ?
まぁ・・・単に恥ずかしいだけなんですけどね(笑)
そうこうしているうちに、パラパラと雨が降ってきました。
山の方は、また天気が安定しているようなので、先を急ぎます。
クネクネ道を2時間余り。
到着した会場には、バイクがまばら。
BMは、このGSが一台のみ。
かつては、校庭に入れないほどバイクが溢れかえっていた時もありました。
その中には珍しいバイクもあり、楽しみの一つだったんですけどね。
途中で抜いたバイクは、古いホンダのCL125でした。
てっきり来るかと思いきや、現れず。
あまりに暇なので、スタッフに話しかけます(笑)
「午前中もこんな感じでしたか?」
今年から、コーヒーは事前予約制となりました。
その影響でバイクが集まらないのかと思ったのですが、意外な答えが返ってきました。
「このぐらいが丁度いいんですよ。」
ツーリングの途中にちらっと寄って、またすぐに出ていく。
そんなライダーがぽつぽつと来てくれればいい。
最初のコンセプトは、そんな感じだったらしいです。
いままでが、異常事態だったのね!(笑)
BMのバイクにお乗りとのことで、しばし談笑。
最近のBMは、速すぎて危ない!という話に激しく同意。
帰りは、中津川に出て高速とも考えたのですが、こんな道をもっと走りたくなり、折り返します。
R152は遠山川ぞいの国道。
山奥なのに、静かにゆっくり流れる川の水面はこんな感じ。
あまりに綺麗だったので一枚。
一時は、酷道と呼ばれたこの道を楽しめるのは、うるとら軽微隊のおかげですよ(笑)
車は少ないし信号もない。
延々と走り続けていると、いつの間にか自分の世界に没頭してしまう。
素晴らしい風景の中に、ぽつんと一人でいることに感動してしまう。
本来の自分を取り戻すというか、魂が解放されるんでしょうね。
(一人で泣きながら走ってること、多々あり)
これだから、ソロはやめられない!
ペースは自然と上がってしまいますが、コーナーを攻めるというわけではありません。
公道テクニックとレーステクニックをごちゃ混ぜに語る人もいますが、別物ですよ。
だから、どこまで倒せるかとか、膝すりには興味がありません。
「速い」と「上手い」は違いますよね。
同じバイク、同じスピードなら、余リングが残っている方が上手い!
公道では、余裕が必要だから、いつもこれを肝に銘じています。
帰りも2時間余り、たっぷり堪能させてもらいました。
えっ?
そんなことより、ランチはどうしたかって?
案の定、適当なお店も、ゆっくりできるベンチも見つけられませんでした。
仕方がないので、細い山道のちょっとしたスペースにバイクを停めて、立ったまま五平餅食べましたよ。
調子に乗って、両手に五平餅で写真を撮ろうとした矢先、車がやってきました。
トラブルかと思ったのかスピードを緩め、車中にいた全員がこちらを凝視。
こんな山中で何してるんだ?と言わんばかりに、あきれ顔で通り過ぎて行きました。
ドライブのいい思い出になっていれば、光栄です(笑)
距離 403キロ